【完全版】枕の選び方とは?プロ直伝絶対押さえる3つのこと

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睡眠のおともに欠かせない枕。「枕が変わると眠れない」という人もいるほど、我々の睡眠に影響を与えるアイテムでもあります。現状睡眠に不満を持っている方がいるなら、枕を変えると解決できるかもしれません。
 
今回は、快眠を得るための枕の選び方やオススメの素材について紹介します。
 

枕は素材・高さ・構造で選ぶ

枕の買い替えを検討したとき、種類がたくさんあって迷った経験のある方も多いのではないでしょうか。

1. 素材

ひとくちに枕といっても、使われる素材はさまざま。素材の違いで特性はかわります。
 
 

低反発ウレタン枕(通気性×:値段△:耐久性△)

独特な触り心地で柔らかく頭を包んでくれる枕です。

メリット

頭をしっかりと支えてくれる柔軟に変形するので、あらゆる頭の形に対応できる

デメリット

室温が低いと固くなる通気性が悪く、夏場は暑く感じる水分に弱く、汗を吸うと劣化が早くなる水洗いできない商品が多い

 
 

高反発枕(通気性○:値段×:耐久性○)

低反発素材の枕よりも弾力があり、しっかりと首を支えてくれる枕です。

メリット

硬さがあるので寝返りをうちやすい室温の変化で硬さが変化しない通気性が良い

デメリット

他の枕に比べてやや高価な傾向にある水洗いできない商品が多い

 
 

羽毛枕(通気性○:値段○:耐久性△)

鳥の羽を使った枕です。ふわふわとした柔らかい質感が特徴。

メリット

通気性が良い保温性に優れている2〜3年使用するとやや潰れる

デメリット

柔らかすぎるので首をしっかりと支えられない水洗いできない

 
 

そばがら枕(通気性◎:値段○:耐久性△)

そばの実を乾燥させた、日本では古くから愛用されている素材です。

メリット

通気性が良い柔軟性にすぐれ、どんな頭の形にもフィットする比較的安価

デメリット

そばがらが潰れて粉が出る場合があるそばアレルギーの人は使用できない定期的に天日干しする必要がある

 
 

パイプ枕(通気性◎:値段○:耐久性△)

ストローを短く切ったような素材を使った枕です。枕によってパイプの太さや硬さが変わるため、自分好みのものを見つけやすいでしょう。

メリット

洗濯機で丸洗いができる通気性が良い比較的安価

デメリット

やや硬めの質感である頭が動いたときに音が鳴る

 
 

ポリエステルわた枕(通気性○:値段◎:耐久性△)

ポリエステルという人工繊維をわた状にした素材です。ふわふわと弾力性のある素材で、枕のみならずクッションなどにもよく使われています。

メリット

安価水洗いのできる商品もあるカビや虫の害を受けにくい

デメリット

へたりやすい柔らかいために安定感が少ない

 
 

小型ビーズ枕(通気性○:値段△:耐久性◎)

小型ビーズを使用した枕です。頭の形や重さにあわせて枕の形がしなやかに変化するので、しっかりと首を支えられます。

メリット

頭の形や首の高さにあわせて形が変化する適度な堅さがあるため寝返りをうちやすいわたや低反発素材に比べてへたりにくい

デメリット

やや高価な商品が多い

 
 

藤枕・竹枕(通気性◎:値段○:耐久性○)

竹や籐を編みこみ、作られた枕です。籐の別名はラタン。丈夫で柔軟性の高い素材のため、カゴなどの小物やソファーなどの大物家具にも使われています。

メリット

通気性が良い弾力性があり、しっかりと首を支える

デメリット

髪の毛が絡まることがある小型の商品が多く、寝返りをうちにくい

 
 

番外編:抱きまくら

快眠のためには、抱きまくらもオススメです。
 
特に横向きの場合、肩や膝に負荷がかかりやすくなっています。抱きまくらを活用することで、体圧が分散され、肩や膝の負担が軽減。腰痛や肩こりの予防にもつながります。
 
また、妊婦の方はお腹が大きくなると仰向けやうつ伏せで寝るのが難しくなります。そんなときに抱きまくらを使い横向きで寝ると寝苦しさを解消できるのだそう。
 
近年では、保冷剤の入る抱きまくらや、ヒーター付きの抱きまくらなど、快眠のために工夫された抱きまくらも増えてきています。季節にあわせて抱きまくらを使い分けてみてもいいかもしれません。

 

2. 高さ

枕の最適な高さは、体型や体格によって変わります。
 
理想は、仰向けに寝ていても立っているときと同じ姿勢になる高さです。仰向けになって枕に頭を乗せた際に、喉や首筋に圧迫感がないか確認をしましょう。
 
理想の高さを数値で表すと、床に対して首の角度が15度になるくらい。もし気になる場合は、第三者に協力してもらって自分の寝姿を撮影してもらうのも良いでしょう。
 
また、敷布団の種類によっても枕選びの基準はやや変わります。
 
和風の敷布団や固めのベットを使っている場合は沈み込みが少ないので上記の選び方で問題ありません。一方、柔らかめのマットレスを使用している場合は、体重で沈み込みますので、1cmほど厚めの枕を選ぶと良いでしょう。
 
 

3. 構造

理想の枕の構造は下記をクリアするものです。

適度な硬さがあり、頭が沈み込みすぎない表面が平らで寝返りをうちやすい50cm〜60cmほどの幅で、寝返りをうっても頭がはみださない適度な重さがあり、寝返りをうってもずれない

 

枕の買い替えを検討する際は、上記に留意して選ぶと良いでしょう。

合わない枕は肩こりやいびき、顔のむくみを引き起こす

枕の目的は、横になったときに布団やマットレスと頭の間を埋めることです。

人間の理想的な睡眠姿勢は「仰向けで寝た状態が、立っているときと同じ姿勢」。頭部や首の部分に最も負担をかけにくい姿勢です。
 
そのため、枕が合わないと睡眠の質に影響を与えるばかりか身体にさまざまな不具合が起こるといわれています。身体の調子が悪いのは、枕が合っていないというサインかも。こんな症状に心当たりはありませんか?
 

肩こり

枕の高さが合っていない場合、首の骨の自然なカーブがなくなってしまいます。結果首や肩のまわりの筋肉が緊張して、肩こりや首の痛みを誘発するといわれています。
 

いびき

枕が高すぎるとき、人は顎を引いた状態となります。顎を引くと気道が圧迫され、狭くなります。気道が狭いと空気が通るときの振動が大きくなり、音(いびき)が発生してしまいます。
 

顔のむくみ

枕が低いと、顔のむくみを引き起こす可能性があります。心臓よりも顔の位置が低くなり、血液循環が悪くなってしまうのが原因です。
 

こんなときは、枕が合っていないかも

身体の不調以外にも、枕が合っていないか見分けられる方法があります。
 
1. 寝るときに手を下に敷いて寝る
枕の高さが足りないために、手を入れて高さを補っている状況です。枕を買い換える際は、今使っているものよりも厚みのある枕を買うとよいでしょう。
 
2. 起きたときに、枕から頭が外れている
枕の高さが合わないために、身体が負担を感じて無意識のうちに枕を外しているパターンです。
 
こういった症状がある場合、身体に不調がなくても枕の買い替えを検討すると良いでしょう。
 

 

おわりに

枕といえど素材から高さ、構造まで、さまざまな種類があります。上記の項目に留意して、あなたに最適な枕をみつけてみてください。
 
また、快眠を生む手段として、香り付けをする方法もあります。ラベンダーやシダーウッドの香りは、眠りに良い影響を与えることが研究でも証明されています。アロマスプレーを枕へひと吹きかけるか、エッセンシャルオイルをティッシュなどに数滴たらして枕元においておくとほのかに香って眠りにつきやすくなります。
 
枕から見直してみて、ぜひ質の良い睡眠を手に入れてください。
 
 
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