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 日本時間9月27日午前3時頃、NASAは「『衛星エウロパ』について関して驚くべき発表がある」とし緊急会見を行った。

 会見はインターネットでも中継されNASAはエウロパに水の噴出があり液体状の海が存在することを確認できた、ということであった。

 残念ながら地球外の星に宇宙人および宇宙生物が発見できたというわけではないが液体状の海があるということはエウロパには生命体がいる可能性が非常に高く今回の発表を受けてエウロパへの注目度は再度高まったと言っていいだろう。

 さて、これまで人間は地球以外の星にも生命体が生息する可能性を信じてさまざまな研究を行ってきた。

 いつごろから宇宙人の存在を本格的に研究してきたのかは不明であるが、18世紀の前半に天文学者のカール・フリードリヒ・ガウスが、ランタンと鏡を使って火星へ光信号を送っていた、という記録があり少なくとも18世紀中盤には「宇宙人」という概念が天文学者の間で広まっていたと考えられている。

 また、1877年の火星大接近にはイタリア王国のミラノの天文台長であるジョヴァンニ・スキアパレッリが火星全体の表面に線状模様があることを指摘し一部では「火星には運河がある」という研究報告がなされ、いつしか「火星に宇宙人がいる」という噂が世間にも広まったという。

 また、この噂から約20年後、「SFの父」ことH・G・ウエルズは1898年に『宇宙戦争』を発表。この作品は世界の衝撃を与え宇宙人実在説が一般までに浸透し、有名な「タコ型宇宙人」のビジュアルも世界に広がり火星人以外にもSF作家のジョージ・アダムスキーが金星人を発表し20世紀中盤にかけてさまざまな宇宙人研究がなされることになった。

 宇宙人の具体的概念が誕生してから早200年あまり、その間にさまざまな研究がされていたが、いまだ宇宙人および地球外生命体の明確な証拠を掴んだというわけではないが、今回の衛星エウロパの水の噴出は間違いなく宇宙人発見への尻尾を掴む歴史的な発見ではないかと世界から注目されている。

写真:『宇宙戦争』(1898年)に紹介された火星人のビジュアル

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所