北米へのフェリーフライト(空輸)を2度中止して県営名古屋空港に引き返すというトラブルに見舞われた、国産初のリージョナルジェットこと「MRJ」。そのMRJが26日、アメリカでの試験飛行に向けて名古屋を飛び立ち、新千歳空港に着陸しました。今後、同機はワシントン州の試験場を目指します。
 
MRJは米試験場への輸送を目指していましたが、8月27日と28日に「空調システムのトラブル」によって飛行を停止。日本に引き返していました。このトラブルにより、MRJの納入を心配する声も多く上がっていました。しかし今回の飛行では、現時点では不具合は発見されていないそうです。
 
400機を超える注文を受けているMRJですが、これまで度重なるトラブルや納入延期がありました。さらに注文の一部はキャンセル可能な契約であるため、今後の納入や機体製造の損益分岐への不安も寄せられています。MRJの正式な納入時期は2018年第2四半期(4月〜6月)ですが、エンブラエルの新型小型ジェット機も納入を急いでおり、今後激しい顧客の奪い合いが予測されているのです。
 
なお、MRJは初号機のみならず4号機も3番目となる初飛行に成功しています。また今後は3号機、5号機の試験も行う予定です。国産初のリージョナルジェットが日本や世界の空を舞う日を、早く見てみたいものですね。
 
Image Credit: 三菱航空機
■MRJ 3度目の出発 米試験拠点へ
http://mainichi.jp/articles/20160927/ddm/008/020/046000c?utm_source=rss&utm_medium=rss