近年、日中関係は低迷を続けており、日中国民の互いに対する好感度も低下の一途をたどっている。日本と中国の間には歴史問題や領土をめぐる対立など、さまざまな問題が存在するためだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、日中関係は低迷を続けており、日中国民の互いに対する好感度も低下の一途をたどっている。日本と中国の間には歴史問題や領土をめぐる対立など、さまざまな問題が存在するためだ。

 特に中国人にとって日本は複雑な感情を抱かざるをえない国のようで、中国メディアの東方網はこのほど、日本は過去に中国を侵略したことがあるにもかかわらず、現代の日本は世界的に高く評価される国であると伝え、「日本は果たして憎むべき国か、それとも尊敬すべき国か」と疑問を投げかけている。

 記事は、日本と中国は近代までは平和的な付き合いができていたとし、日本は遣隋使や遣唐使を派遣し、古代中国から多くのものを学んだと指摘。だが、清朝は国力が低下すると徐々に侵略される立場になり、日本からの侵略も受けることになったと主張。さらに、日清戦争や南京大虐殺も起き、中国人の日本に対する恨みの種が撒かれることになったと主張した。

 一方、中国国外の報道を見ると「日本人は民度の高い民族」として報じられていると伝え、例えば東日本大震災が発生した際に見せた助け合いの精神や団結心、秩序を失わなかった被災地などは確かに称賛に値すると指摘した。

 また、中国に事業を展開する日本企業についても、女性社員たちが安心して働けるよう社内で子どもの面倒を見る取り組みを行う企業があることなどを紹介。そのほか、日本で働く中国人も日本人の民度を高く評価しており、中国国内のように子どもが誘拐され、売り飛ばされるような事件は日本では起きないと指摘した。

 過去の歴史に対する恨みと現代の日本の姿の「乖離」に対して、記事は「日本は中国を侵略した歴史と蛮行を認めないが、日本人は責任感のある民度の高い民族だ」とし、「日本はいったいどちらが本当の姿なのか」と混乱した思考を吐露している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)