子どもが歯科矯正を勧められ迷ったら!「歯医者を選ぶ」見極めポイント4つ

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お子さんと一緒に歯医者さんに行ったことはありますか? 歯が痛いとき以外にも、虫歯予防のためにフッ素塗布をしに行くなど、成長過程において歯医者さんに行くことは欠かせません。

さて、その際に、歯科矯正を勧められたことはありませんか?

親としては、歯科医師に、“子どもの歯並びや今後の身体に悪影響を及ぼす”といった指摘をされると、どうしても気になってしまいます。

しかし、「果たして小さな我が子に矯正が必要だろうか?」「見た目は問題なさそうだけど矯正するべきなのか……?」など、頭を悩ませてしまいますよね。

そこで今回は、9月に開催されたJSO歯科医療最新メディアセミナー『歯科矯正 初のガイドライン説明会』より、子どもの歯科矯正について知っておくべきポイントをお伝えします。

 

■“歯科矯正”はママ友情報を鵜呑みにしてはダメ

情報があふれる社会の中で、正しい選択をしていくことは難しいものです。

子どもの成長について気になることがあれば、すぐにインターネットで調べられるのは便利ですが、情報が錯そうしている上、その情報を鵜呑みにしてしまうのには危険が伴います。

その中で一番信頼してしまうのが、“ママ友からの情報”。

「ここのお店は子連れで入りやすい」「あそこの幼稚園は教育がしっかりしている」など、ママ友ネットワークにおける口コミの効果は絶大です。

しかし、歯科矯正については「あの歯医者はいいよ!」という話を真に受けると、子どもの成長に悪影響を与えかねません。

なぜなら、一般歯科医師は歯科矯正治療について正しい知識をもっているとは限らないからです。

 

■“歯医者さん=歯科矯正のプロ”は間違い!

多くの方が、歯科医院が診療項目に“歯科矯正”を掲げているのを目にしたことがあるかと思います。実際に歯科矯正を受けたことのある方もいらっしゃることでしょう。

しかし日本では、安全に歯科矯正治療を行うための専門研修を積んでいなくても、歯科医師であれば誰でも矯正治療を行うことができます。

つまり、“歯科矯正”という看板は、開業している歯科医師個人の判断ひとつで掲げることが可能なのです。

実際に、北九州市、新居浜市で行った『JSO市民公開講座アンケート』内の“矯正歯科の標榜(看板)についてどう思っていたか”という問いに対して、

1位・・・矯正の治療法をきちんと身につけた歯医者(37%)

2位・・・安心して治療が受けられる(26%)

3位・・・どこでも同じような治療が受けられる(22%)

と、看板さえあれば安全に矯正治療が受けられると思っていた人が6割を超えました。

しかし厚生労働省が発表している、平成26年の歯科医師の内訳を見てみると、“矯正歯科を標榜している歯科医師数”が22,404名なのに対し、“主たる診療科が矯正歯科の歯科医師数”が3,654名。

“標榜”が“診療実績”とイコールではないということがはっきりしますね。

一方でこの“主たる診療科が矯正歯科の歯科医師数”は歯科矯正治療の正しい知識をもった医師数とほぼ同数になるといいます。

 

■どの歯医者を選ぶか見極めポイント4つ

歯科矯正を勧められて判断に迷った場合は、是非とも矯正歯科専門医のセカンドオピニオンをおすすめします。

ご自身が通院している一般歯科医で紹介してもらってもいいですし、一般社団法人日本歯科矯正専門医学会(JSO)や他団体のホームページの矯正歯科専門医のリストなどを参考にするのも一つです。

歯科矯正を前向きに考えている場合も同様で、矯正歯科専門にこだわってクリニックを探すようにしてください。

その際、

(1)きちんとした検査を行い、丁寧な説明をしてくれるか

(2)しっかりとした治療計画が立てられているか

(3)メリットとデメリットの両方を説明してくれるか

(4)実際に治療した例を見せてくれるか

といったポイントをおさえ、納得できる矯正専門医で治療を開始するようにしたいところです。

歯科矯正は早ければ早いほどいいということはありませんので、焦らず矯正専門医のもと、正しい判断を仰ぎましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

歯科矯正治療は保険のきかない自由診療ですので、費用もかかり、また治療には年月もかかります。さらに治療を継続するにあたり、痛みを伴うこともありますので、子どもにそこまでさせて矯正治療をさせるのか、親としてよく考えてみる必要もあります。

一般歯科医による矯正治療で、お金がかかるばかりか状態が悪化してしまうケースも少なくありません。そうならないために、まずは矯正専門医によるカウンセリングから始めることが得策といえそうです。

(ライター 沖田かへ)

 

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【参考】

※ 歯科矯正領域の診療ガイドライン - 一般社団法人日本歯科矯正専門医学会(JSO)