「親しき中にも礼儀あり」――ブラックメールで犯罪になることがある!?

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ブラックメールという言葉を聞いたことがあるだろうか? 恋人にカマをかける目的で他人を装ってメールをし、相手の本心を確かめることを言うのだが、最近若者たちの間を中心にこうしたメールのやり取りが頻発しているようだ。

実際、「教えて!goo」にも「ブラックメール」というタイトルで、実際に彼氏にブラックメールを送ったいう相談者さんから、彼氏とのメールのやり取りを紹介し、その是非を問う投稿が見られる。

■ブラックメール、アリ?ナシ?

ここでこの投稿に寄せられた回答をいくつか確認してみたい。

「彼氏さんも良い人で、質問者さんのことを少なからず大事にしていることが伝わってきます。そのメールを続けてみるのも良いと思いますが、いつかボロがでて怪しまれそうなので、ある程度やったらやめた方がいいですね」(tikatika0816さん)

「直接会って貴女の熱いハートの喜怒哀楽ぶつけてみたら良いのじゃないでしょうか?」(dandan1212さん)

「お相手を誘って、会ってゆっくり話せば……。(笑)」(hightandlowさん)

やはり反対の意見が多く見られたが、その理由づけとして倫理的に良くないからという意見のほかにも、こうしたメールをすることによって関係が拗れるなど不利益につながる可能性があるとの意見が挙げられた。

では次に法律の観点からこうしたメールの是非を確認したい。

■法律的にはどうなの?

今回は男女トラブルや離婚問題で多くの実績を持つ星野宏明弁護士に話を伺った。まず、一般的な偽装メールに関する法律関係がどうなっているのだろうか。

「広告宣伝目的のメールについては、送信者情報(アドレス等)を偽った送信であれば、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律で禁止されます」

しかし、今回の事例を含む個人的なやり取りに関しては異なる扱いを受けるそうだ。

「個人的なメールについては、基本的に同法の適用がありません。ただし、具体的に、受信者が何らかの被害を受けた場合や、なりすましをされた人物の名誉が毀損された場合には、違法行為となる可能性があります」

今回のケースの場合、法律を根拠にした解決は難しそうだ。しかしこれはブラックメール、つまり相手を騙す行為が許されているという意味ではないということにくれぐれも注意してほしい。相手の考えていることを知りたいと思う気持ちはわかる。しかし軽はずみな行動は時に相手を傷つけ二人の関係にとって致命的なものとなるということを忘れないでいただきたい。

(島田俊)

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