中国人はよく「中国には5000年の歴史がある」などと言うが、中国という国名は近代になってからの名称だ。「中華人民共和国」の建国は1949年であり、それまで王朝の交代とともに呼び名も変化し続けてきた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人はよく「中国には5000年の歴史がある」などと言うが、中国という国名は近代になってからの名称だ。「中華人民共和国」の建国は1949年であり、それまで王朝の交代とともに呼び名も変化し続けてきた。

 「支那」という名称は中立的な意味を持ち、数々の王朝を超えた通史的な呼称として使用されてきたが、日本人が軽蔑的な意味で使用したという理由から反発を受け、現在では蔑称との理由で使用されていない。

 中国メディアの今日頭条は23日、日本が支那という名称を使い始めたいきさつと使わなくなった時期について分析する記事を掲載した。

 記事によれば、それまで中国を師と仰いできた学生の日本が態度を変え、1894年に勃発した日清戦争で勝利したことをきっかけに、「支那」の名称を侮蔑的な意味で使用するようになったと主張した。

 では、いつから「支那」の名称を使用しなくなったのだろうか。記事は、日中戦争で日本の敗戦が決まっても、日本にとっての戦勝国は中国ではなく米国であり、中国に対しては相変わらず「支那」を軽蔑の意を込めて使用していたと主張。しかし、1950年の朝鮮戦争で中国がソ連と共に米軍を徹底的に打ちのめしたのを見て、「強いものにだけ屈服する」民族性の日本は、ようやく中国という呼称を受け入れ「支那」という蔑称を使用しなくなったと主張した。

 中国は1949年の建国時に「中華人民共和国」の名称を宣言しており、その略称である「中国」を使用することは礼儀として当然だ。ましてや、歴史的要因で、中国人が差別的と感じるのであれば、そうした名称を控えるべきだろう。しかし、中国でも日本人のことを「小日本人」、「鬼子」などの蔑称で呼ぶ人が少なくなく、幼い子どもでさえ日本人に対して「日本鬼子」ということすらある。呼ばれた人は決して気分の良いものではない蔑称の使用は、国や年齢を問わず使用すべきではないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)