26日、日中首脳の立て続けのキューバ訪問に関し、澎湃新聞は「巨額の債務免除を打ち出した日本。中国首相は現地に何をもたらすのか?」と題する文章を掲載した。写真はハバナ。

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2016年9月26日、日中首脳の立て続けのキューバ訪問に関し、澎湃新聞は「巨額の債務免除を打ち出した日本。中国首相は現地に何をもたらすのか?」と題する文章を掲載した。

中国の李克強(リー・カーチアン)首相は現地時間24日午後に専用機でキューバの首都ハバナに到着した。1960年9月に両国が国交を樹立して以来、中国の首相がキューバを訪れるのは今回が初めてだ。キューバは新中国にとって、西半球で最初に外交関係を結んだ国でもある。習近平(シー・ジンピン)国家主席は就任前の2011年6月と就任後の14年7月に現地を訪れており、李首相の今回の訪問は「古くからの友好を固め、より深めること」が主な目的だ。

キューバは今年、内政、外交ともに新たな局面を迎えた。内政では新たに党中央委員になる人の年齢上限を60歳などとする提案が出され、外交面では世界の主要国が次々とキューバにアプローチ。3月にはオバマ氏が現職の米大統領として88年ぶりにキューバを訪れ、安倍晋三氏も今月22日に日本の首相として初めて現地に足を運んだ。日本はキューバが日本に対して負う債務約1800億円のうちの約1200億円を免除することを決定、さらに医療機器導入のため12億7300万円の無償資金提供も打ち出している。

一方、中国はキューバにとって第2の貿易相手であり、キューバは中国のカリブ海エリアにおける最大の貿易パートナーだ。今回の訪問で両国はエネルギー、情報通信など30近い協定に署名。キューバはインフラ整備、観光、電力、通信、軽工業、輸送、展示会など各産業で明るい先行きが期待され、中国とキューバの経済関係は今後さらに発展すると考えられる。

中国は現体制になった12年11月以降、中南米の国々との関係強化を積極的に進めており、習主席はこれまでトリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラを訪れている。李首相もブラジル、コロンビア、ペルー、チリを訪問。キューバがブラジル同様、2年連続で最高指導者の外遊先となったことからも国の重視ぶりが伺え、中国とキューバ、中南米諸国との関係はこの先も発展を続けることが予想される。関係を新たな段階へと導く根拠となるのが「中国政府の中南米諸国に対する高度な重視」「経済関係の急速な発展」「国際社会における同じ利益の追及」「活発な人的交流」「社会保障・貧困撲滅などの分野における協力」「きずなとなる華人・華僑の存在」だ。経済関係については、現地が中国の工業原材料の主な調達先の1つとなっているほか、中国企業にとって人気の投資先の1つでもある。(翻訳・編集/野谷)