沸き立つような感情を呼び覚ます作品! 藤田 修展「select」を開催へ【Art Gallery M84】

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歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は2016年10月24日(月)より田保橋淳展「曼陀羅妖華」を開催する。

■代表作品とモノクロームからなる新作を展示
今回の作品展は、Art Gallery M84の第56回目の展示として実施する個展だ。
藤田自身が撮影した画像データをリスフイルムに変換し、それを感光性樹脂版に密着露光させ、いくつかの行程を経て凹版に仕上げる。完成した版に銅版画と同じ行程で版にインクを詰め、エッチングプレス機で紙に刷りあげる。

藤田の作品は、カメラのレンズを通して得る客観性を帯びたイメージを表現手段の一つとして選択している。レンズを通してみるイメージの断片化を再構成すると言う手法で新たなイメージの獲得に成功している。また藤田は、作品が持つモノとしての物質性に一貫してこだわり続けてきた。

物質性とは、紙に定着した深く黒いインクの物質的な存在感だ。その一つが2004年から感光性樹脂版を使ったフォトポリマーグラヴュールと言う技法を使い始めることで更に深まったのだ。単なる写真とも版画とも違う、見る人の心の中に沸き立つような感情を呼び覚ます藤田の作品を堪能できる。今までの代表作品とモノクロームからなる新作を展示する予定。

■作家からひと言
写真によって得たイメージを版画の行程を使って作品化します。版画の魅力とはイメージの定着とそのイメージの物質化であると思います。イメージの定着と物質化は魅力です。例えば、闇は闇でなく闇を暗示するモノとして、そこに出現してくる魅力です。今回の展示では近作からselectして約15点を展示します。どうぞ、ご高覧下さい。
藤田 修

■藤田 修(ふじたおさむ)氏の略歴
1953年 横須賀市に生まれる。
1979年 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。
現)横須賀市在。URL:http://fujitaosamu.com、blog:http://fujitart.exblog.jp/

■受賞歴
1985年 第21回神奈川県美術展 特別奨励賞受賞
    第02回カボ・フリオ国際版画ビエンナーレ 名誉賞受賞
1988年 第24回神奈川県美術展 特選受賞
1989年 第19回現代日本美術展 賞候補
1990年 第18回日本国際美術展 ブリヂストン美術館賞受賞
    第26回神奈川県美術展 特別奨励賞受賞
1991年 第27回神奈川県美術展 特選受賞
1992年 第21回現代日本美術展 国立国際美術館賞受賞
1993年 第22回現代日本美術展 和歌山県立近代美術館賞受賞
1994年 第30回記念神奈川県美術展 神奈川県立近代美術館賞受賞
1995年 第24回現代日本美術展 横浜美術館賞受賞

■個展
1981年 10.03 - 10.12「藤田修銅版画展」彩林画廊(横浜)
1985年 06.12 - 06.22「藤田修銅版画展」彩林画廊(横浜)
1988年 09.18 - 09.24「藤田修展」銅版画「神奈川県美術展受賞作家シリーズIII」彩林画廊(横浜)
1990年 11.25 - 12.01「藤田修展」銅版画「神奈川県美術展受賞作家シリーズIV」彩林画廊(横浜)
1991年 09.16 - 09.21「藤田修銅版画展」ぎゃらりいセンターポイント(東京・銀座)
    10.15 - 10.25「藤田修銅版画展」彩林画廊(横浜)
1992年 11.09 - 11.28「藤田修展」ギャラリエ・アンドウ(東京・渋谷)
1993年 03.02 - 03.28「藤田修展」スージ・アンティック&ギャラリー(鎌倉)
    05.12 - 05.30「藤田修展」岩崎ミュージアム(横浜)
1994年 03.22 - 04.07「藤田修展」ギャラリー伸(東京)
    11.19 - 12.03「藤田修展」ギャラリエ・アンドウ(東京・渋谷)
1995年 11.03 - 11.25「Streams 1995」ギャラリー池田美術(東京・銀座)
1996年 06.15 - 06.30「Window」ギャラリエ・アンドウ(東京・渋谷)
1997年 04.12 - 05.02「Spring Rain 1997」ギャラリー池田美術(東京・銀座)