一時期、日本の温水洗浄便座は中国人旅行客の爆買いの対象となったが、これは日本のトイレ事情が「特別」だからといえそうだ。多くの訪日中国人は日本のトイレに驚き、SNSなどに感動とともに多くの写真を掲載していることからも、それが見て取れる。

 中国メディアの今日頭条は23日、中国のネット上で出回っている日本のトイレの写真を紹介したうえで、日本のトイレがなぜここまで注目されるのかを分析している。

 記事はまず、日本人にとってトイレは特別な場所だと紹介。八百万の神が信仰され、トイレにも「神様」が宿ると信じる日本では、トイレをきれいにしていると美しい子供が産まれると言い伝えられてきたと説明した。

 こうしたいきさつの真偽はともかく、日本と中国のトイレに大きな違いがあるのは間違いない。記事は、日本のトイレの写真を見ていると、「小さくて気の毒で、全く楽しむことのできない」中国のトイレを思い出し、「涙が出て歯ぎしりしたくなるほどだ」と感想を綴っている。中国のトイレは「いかに早く用を済ませて早く出るかという戦いの場」なのだという。確かに中国のトイレはお世辞にも綺麗とはいえず、酷い臭いがあるトイレも少なくない。

 また、中国の家庭では、トイレとシャワーと洗面台が同じ室内に設置されていることが多く、シャワーを浴びると便器がびしょびしょになってしまう。こうした点から、中国でいかにトイレが「使用者の立場になって考えられていないか」が分かるだろう。日本のトイレは場合によっては1人になってくつろぐことすらできる、世界でも珍しい存在だ。トイレを見れば家主の人となりが分かると言われるが、日本と中国のトイレからも国民性が分かるというものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)