ICAO、台湾メディアの総会取材を拒否  中国大陸からの圧力か

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(モントリオール 26日 中央社)国際民間航空機関(ICAO)は25日、27日からカナダ・モントリオールで開催される総会について、台湾の中央通訊社による取材は認められないとした。中国大陸側の圧力があったとみられる。

総会は3年に1度開催。台湾は中国大陸との融和政策を進めた馬英九政権時代の2013年に、1971年の国連脱退以降としては初めてゲストとしての出席が認められたが、今年は招待状が届いていない。今年5月に独立志向の蔡英文政権が発足し、中国大陸が警戒した可能性がある。

中央社の記者は取材証の申請を試みたが、担当者は「数日前に関連部門からの通達があった。中央社は台湾メディアのため、あなた(記者)がカナダのパスポートを持っていても、取材証を渡すことはできかねる」と語ったという。

ICAOは3年前にも、「一つの中国」を支持するとして台湾メディアの取材申請を拒否。だが、その際は台湾新聞記者協会が報道の自由に違反するとして抗議し、外交部の尽力や、台湾の出席が決まったこともあり、取材が認められていた。

(胡玉立/編集:齊藤啓介)