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ユニ・チャームはこのほど、「認知症に関する調査結果」を発表した。同調査は2015年5月と2016年5月、40歳以上の介護者(被介護者がADL1〜4 ※)の639人を対象に、インターネットで実施したもの。

同調査は、2015年5月と2016年5月における年間の認知症状の変化について調べた。

まず「介護」する側から見た、被介護者の1年後の認知症状の変化を調べた。1年前と比べて認知症の症状がどう変化したか尋ねたところ、55.9%が「悪化した」と回答した。ADL(Activities of Daily Living 日常生活動作)で示す身体の状態に関わらず、認知症の症状は1年たつと、多くが悪化していると感じられていることがわかった。

外出頻度が「週3日以上」と、「週1〜2日」や「月1〜2日以下」とで認知症自立度を比較したところ、外出頻度が「週3日以上」の人は「認知症自立度」は悪化せず、1年前のスコアを維持していることが明らかになった。

また、食事や入浴などの「基本的生活動作」や、起床や食事などにおける「生活意欲」といった面でも、外出頻度の高い人のほうが1年後のスコアが高い傾向にあることがわかった。

これらの結果により、外出頻度が高い場合、外出頻度が低い人よりも認知症の症状が悪化しづらいことや、認知機能だけではなく、基本的な生活動作や意欲など心の面にも大きく影響を与えていることが明らかになった。

※ADL(Activities of Daily Living 日常生活動作)。ADL1「ひとりで歩ける」、ADL2「介助があれば歩ける」、ADL3「歩けないが、介護があれば立つことができる」、ADL4「立てないが、介助があれば座ることができる」

(フォルサ)