【10分寝落ち】絶頂睡眠から学ぶ、すっと眠りにつくヒント

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「ヘアサロンなどで頭皮マッサージをされるとつい眠気が……」Fuminners(フミナーズ)読者のみなさんにもそんな寝落ちの経験があるのではないでしょうか。毎晩そんな風に寝落ちながら眠りにつけたら、さぞかし心地よさそうですよね。
 
そこで今回「頭皮マッサージをすると、眠りやすくなる」という情報をキャッチし、今最も予約がとりにくいと話題のヘッドスパ専門店「悟空のきもち」ヘッドマイスター 風間咲希さんに、寝落ちと頭皮マッサージについて伺いました。眠りに不調を感じている人にとって「寝落ち」は無縁かもしれませんが、風間さんによると頭皮を適切な状態にマッサージ・ケアしておけば、普段の眠りにも良い影響が期待できるのだとか。
 
頭皮は脳と密接した場所。だからこそ頭皮マッサージは、脳をダイレクトに癒すことができる究極のリフレッシュ方法なのだといいます。

ガクンと寝落ちする快感「絶頂睡眠」

「悟空のきもち」の代名詞といえば「絶頂睡眠」。リピーター続出の注目ワードです。「まるで悟空の金冠が取れた時のような爽快感を感じてほしい」という名前に込められた願いの通り、同店には眠りが浅いと感じている方や忙しすぎて寝る時間がない方が「寝るため」、「究極の寝落ちを体感するため」に通いつめているといいます。
 
「悟空のきもち」では、眠った状態のほうが頭皮を動かしやすいことから、頭皮マッサージで眠る技術を独自に開発。意外にも、「絶頂睡眠」誕生のきっかけは、「寝落ちするための頭皮マッサージ」ではなく、あくまで頭皮をマッサージしやすくするために、お客さんに眠ってもらうためだったのだそう。
 
「人間の三大欲求の中でも、『睡眠』の絶頂はわかりにくい。睡眠の絶頂、究極の寝落ちってどんな感じなんだろう、そんな絶頂をお客様にご提供してみたいという思いもあったんです」(風間さん)
 
風間さんによると、同グループの目標は「マッサージ開始10分以内に眠りに落ちてもらうこと」。寝落ちの後でしっかりと頭皮マッサージをしていくのだそう。そこで、気持ちのいい眠りの落ち方に重点を置き、ついに昨年、気持ち良さの絶頂に達した時にジェットコースターのように寝落ちに至る施術法「絶頂睡眠」を開発しました。
 
では、この施術はいったいどんな“絶頂”とどんな寝落ちを与えてくれるのか、さっそく筆者が体験しました。

【夜の睡眠も変化】足先・手先からほぐされる心地よさ

「悟空のきもち」では、頭皮マッサージが足先や手先のマッサージから始まります。血液が滞りやすい末端の血流がよくなると、それだけですでに夢心地。寝落ち一歩手前です。
 
「『マッサージによって血流がよくなり、脳も身体もリラックスできること』、『血管が開くことで血圧が下がる=血圧が下がると眠くなること』の相乗効果が眠気を誘い、ストンと寝落ちに導きます。」(風間さん)
 
同店にはライターやSEなども多く通うといいますが、パソコン仕事が多い人は総じて頭皮が凝り、且つむくんでいる人がとても多い印象なのだとか。凝りとむくみを同時に解消していく施術は簡単ではないそうですが、施術後にスッキリ晴れ晴れした顔で帰っていくお客様の様子が励みになっているといいます。
 
頭皮に触れてみると、「頭皮の表面には凝りがあり、内部はむくみがある」というケアの難しいタイプの場合もあるそう。厚さもわずかしかない頭皮を触ってその違いがわかるのは、数々のタイプの頭皮に触れ、施術をしてきた経験に裏付けされているから、といいます。
 
ライターの筆者の頭皮がどのような状態か施術開始直後に伺ってみると、やはり凝りつつ且つむくんでいる一番良くないパターンだそう…(笑) 道理で肩や首の凝りがひどいのかと納得しつつ、マッサージは進んでいきます。
 
体感としては、思っている以上にソフトタッチ。ぐりぐりとツボ押しのように押されるのではなく、頭全体がふんわり優しい力で包み込まれていく感じです。ゆったりしたマッサージの動きと適度な圧が心地良さを誘います。
 
ただ「緊張している方は寝落ちしにくいです」と言われた通り、取材の緊張感と、記事にする内容に気を取られていた筆者は、ウトウトしつつも結局最後まで“絶頂”は迎えられず……これまでにない寝落ちを体験することはできませんでした。もう少しで寝落ちしそうだったのに残念…!しかしそれも、「睡眠」にとって「リラックス」がどれほど大切かという証拠なのかもしれません。

施術中に絶頂・寝落ちを迎えられなくても、効果あり!

しかし、その施術を経験した夜、「頭皮が一番良い状態であると、眠りの質が変わります」という風間さんの言葉の意味を知ることになります。
 
いつも夜になると目がパッチリ覚めてしまう夜行性の筆者が、24時前に強い眠気を感じ早めの就寝。夢を見ずにぐっすりと眠り、次の日はアラームに頼ることなく朝日でスッキリと目覚めたのでした。
 
その後数日間は夜になると自然と眠くなり、いつの間にか規則正しい生活に。眠りへのアプローチとして頭皮マッサージが初めてだった筆者には、驚きの経験になりました。

まずはセルフケアで寝落ちを叶える頭皮づくり!

自分の頭皮の状態を正しく知って適切なマッサージ・ケアをするには、頭皮を知り尽くしたプロに一度相談するのが安心ですが、とはいえ、マッサージ専門店に通うのは少し敷居が高い…と感じる人も多いはず。まずは簡単なセルフケアで頭皮の血行を改善する毎日を送ってみましょう。
 
「まず大切なのは、指でツボを押そうとしないこと。手のひら全体で頭を包み込み、頭皮を大きく動かしていきます。『揉む』というより、『動かす』ことを意識して、頭皮全体を手で温めるような感覚でマッサージするとやりやすいと思いますよ」(風間さん)
 
頭皮はできれば毎日マッサージしたいところ。マッサージ習慣をつければ疲れをため込みづらくなり、気持ちのいい眠りを手にできるはずです。ストンと寝落ちしやすいリラックスタイムにもなりますし、入眠儀式にしてみても良いですね。
 
また、健康な頭皮はやわらかく指を反発するような弾力があり、むくんでいる頭皮は低反発のような感触で、押しても指を跳ね返さない頭皮。違いを見分けられたら健康チェックもしやすいですが、まずは「今より血行の良い頭皮」を手に入れれば睡眠にも変化があるかもしれません。
 
セルフケアか専門のマッサージか。あなたらしい頭皮マッサージ方法でスムーズな寝落ちをかなえて、眠りの質を変えてみてください。
 
監修:「悟空のきもち」ヘッドマイスター 風間咲希さん

photo:Thinkstock / Getty Images