カローラの特徴として、あまり意識されていないのですが「カローラの掟」のように、セダンに限っていえばラジオなどオーディオ操作部とヒーターコントロールパネル(空調操作部)の位置関係には決まりがあるのです。ラジオやオーディオがいちばん上で、その下にヒーターコントロールをレイアウトしているのです。

初代でも、センターにラジオとヒータースイッチ類があります。

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2代目でも同様です。

 

 

少し飛ばして7代目でも同様のオーディオ、空調関係のレイアウトです。

 

これが伝統的に受け継がれているのには、理由があるのです。「ラジオのボリューム、選曲などで頻繁に操作するオーディオ部に比べて、空調は一度設定するとオーディオほど頻繁な操作がないため」ともいわれています。

直近のモデルではカーナビを見やすい位置に装着する必要がありますので、当初のレイアウトは継承されることになりました。

ところが唯一例外があります。それがセダン系が初めてFF(前輪駆動)となった5代目カローラです。このクルマは極めてチャレンジングなものでしたが、操作系もまさにそうでした。ラジオと空調が上下逆だったのです。そこには大型(2DINサイズ)のオーディオの流行なども視野に入っていたでしょう。

しかし6代目でその上下が元に戻されたことからも、どっちが使いやすいかについては、明確に結論が出たといえるでしょう。

(文:カローラせんせい/小林敦志)

ラジオが一番上!というセオリーがカローラのインパネにある【Corolla Stories 13/50】(http://clicccar.com/2016/09/26/402055/)