「友達はいない」自閉症の少年が学校で書いた自己紹介カードが切ない

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ある父親がフェイスブックで綴った息子への思いに、多くの人が胸を打たれている。

米ニュージャージー州に住む、父ボブ・コーネリアスさんは、末の息子クリストファー君が通う学校を訪れた際、生徒たちが書いたものが貼り出されていたので、息子のものをカメラにおさめた。

息子が書いたカードに衝撃受ける

改めてその写真を見直した際、父は大きな衝撃を受けることになる。

クリストファー君が書いたものがコチラ▼

Bob Cornelius/Facebook

Bob Cornelius/Facebook

それはいわゆる「自己紹介カード」の類で、「僕は11歳、6年生」から始まり、先生の名前から家族紹介、好きな食べ物やテレビ番組、将来の夢などが綴られている。

「友達は…」の欄が悲しい

問題はココ▼

Bob Cornelius/Facebook

Bob Cornelius/Facebook

本来「友達は〇〇君です」と書くべきところ。ご丁寧に十分すぎるスペースが確保され、複数名記入できるようになっている。

ところが、クリストファー君はこの欄に「誰もいない」と書いているではないか。

自閉症の息子に友達はいない

息子が綴ったこの答えに、父ボブさんが愕然としたのは言うまでもない。

ボブさんによると、クリストファー君は自閉症スペクトラムであり、11歳になる彼には1人も友達がいないという。

以前、兄の真似をしてクリストファー君が「友達をお泊りに呼んでいい?」と聞いてきたことがあったそうだ。

誰を呼びたいのか尋ねると、彼は呼びたい子の名を挙げる代わりに、自身の腕をパタパタと動かすだけだった。つまり友達がいないので、その名前を挙げることができなかったのだ。

父の悲痛な思い

「息子は1度も友達を持ったことがない。これまで1度だって」とボブさん。

更に、投稿にはこう綴られている。

私はただ、周囲の人々の思いやりにすがり、息子の隣りに座ってもらい、仲間に入れてもらえるようお願いするしかありません。

クリストファーの一見理解しがたい、奇妙な行動のせいで、日々社会性を身につけている同級生の中で、仲間外れにされがちなのは仕方がないと思ってきました。

しかし、カードに綴られた息子の「誰もいない」の文字を見て、私にははっきりとわかりました。息子は心の中では寂しく思っており、クラスメイトの仲間に入りたいのだと。

私がこの投稿で息子に代わり訴えたいのは、どうかお子さんと話しをして、障害を持った子どもも、かげでコソコソ言われれば傷付くこと、そして皆さんのお子さんからの「共感」が何より必要であることを伝えてほしい、ということです。

Bob Cornelius/Facebookより引用

フェイスブックを通じた父の訴えがこちら▼

同投稿のシェア数は5万件近くにのぼり、複数の海外メディアでも取り上げられた。

子どもたちからもメッセージ届く

「言葉が出ないけれど、子どもと一緒に投稿を読みました」「子どもたちと一緒に何ができるか考えたい」「お泊り会行きたいです。キャンプも一緒にどうですか?」といったコメントが寄せられ、クリストファー君の元へも、多くの子どもたちから手紙が送られているという。

尚、ボブさんは投稿の中で、1人でお昼を食べていた自閉症の少年に、アメフト選手が声をかけたおかげで、友達が沢山できた例を挙げているが、父のおかげで、クリストファー君にも待望の友達ができる日も近そうだ。

Bob Cornelius/Facebook

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