朝礼がなくならない理由   大切なのは「言葉」「表情」「動作」……NG行為は?

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時間の無駄、上司の自己満足などととくに若い人たちに不評な会社の朝礼。「教えて!goo」にも「朝礼のある会社とない会社では社員の士気などに違いはでてきますか?」と少し否定的な相談が寄せられているが、実は見直しの機運も出ているという。良い朝礼とは? 専門家に聞いてみた。

■時代錯誤でバカバカしい?

各自がその日の予定を発表したり、偉い人の話を聞いたり、中には全員が声を揃えて社訓唱和したり、神棚に向かって礼や拍手する会社も。

新入社員の中には「21世紀にもなってこんなこと、とバカバカしくなります」とはっきり言い切る強者もいるくらいだが、多くの会社で続けられているのだから、それなりに効果があるはずだ。

一般社団法人日本朝礼協会の専務理事を務める永田咲雄さんに話を伺った。同協会は学校、企業、スポーツチームなどを対象に朝礼の普及に努めている。

永田さんは「社会人になると、人として最も輝いていなければならない、太陽が上がっているほとんどの時間を職場で過ごします。朝礼はそんな一日の始まりの儀式です」とさわやかに話す。

若手社員が時代錯誤とも捉えた社訓唱和などについては「職場で気を清め、会社・組織の理念や社訓、自分たちの使命を確認する意味でも、社訓の唱和や神棚に礼をすることは重要な儀式です」とその意義を強調する。

さらに「仕事は我慢をしてお給料をもらうところではなく、会社の社是や理念という大きな枠組みの中、個人個人が輝きながら人のお役に立つという使命を果たす場なのです」と訴える。真剣に仕事に向き合うためにも必要な儀式だったのだ。

■社長のダラダラした発破は厳禁

では、朝礼で社員の士気を高めるためには、どのような点に注意すればよいのだろうか。

「参加者が主体者になり、ワクワクしなければなりません」と永田さん。そのためには「言葉」「表情」「動作」をプラスにする工夫が必要という。具体的には「テンポよく」「大きな声」「笑顔」「顔や手を上げる」が効果的だそうだ。

「『よっしゃ〜!』と手を大きく上にあげたり、『ハイ!』と大きな声を出す練習なども有効です。ハイタッチや握手などを取り入れることで社員間のコミュニケーションや信頼感も大きく増します」(永田さん)

話を聞いているだけでも楽しくなってきた。ただし、「注意すべきは社長や上長がダラダラと発破をかけることは厳禁です」とのこと。身に覚えのある人は気をつけよう。

■朝が変われば一日が変わる!

「皆さんは、明るい職場と暗い職場のどちらがいいですか?」、永田さんが問い掛ける。

「きっと多くの方が人間関係のいい、明るい職場を望まれると思います。では、その明るい職場をどのようにして作ればいいのでしょうか?」

わ、わ、分からない……。教えて、永田さん!

「そのもっとも有効な手段が朝礼を明るくすることです。朝が変われば一日が変わる! 一日が変われば人生が変わる!」

永田さんの力強い声を聞いているうちに、気持ちが盛り上がってきた。

「朝の習慣を変えることで、職場や人生が変わります。是非、朝から爽やかなワクワクする職場を作ってみてください。必ず業績も向上します!」

よっしゃ〜! 明日も頑張るぞ!!

●プロフィール:永田咲雄
一般社団法人日本朝礼協会 専務理事。株式会社ビイサイドプランニング代表取締役。朝礼で会社の危機を脱したことをきっかけに、テレビや雑誌にも多数出演。著書「心のスイッチに火をつけろ!〜元気発信朝礼で働き方も変わる〜」(セルバ出版)

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)