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9月も下旬となり、朝晩の冷え込みも出始めてきた。本格的な秋の訪れとともに、これから気温は下がっていく一方だが、就寝前に寒い空気を取り込むことがダイエットにつながる可能性があることはご存知だろうか。

海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、 「就寝前の冷気とダイエット」に関するコラムが掲載されたので、その内容をお届けしよう。

オックスフォード大学の教授も務めるアシュレイ・グロスマン医師は「寝る前に寝室の窓を開けるだけで脂肪が燃焼する」と語る。

体脂肪には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類がある。前者は余分なカロリーを吸い上げ、おなかややわき腹、太ももにためこむという特徴を持つ。後者は「健康脂肪」とも呼ばれ、脂肪を燃焼させて熱を産生させる働きを持つが、成人ではその量は少ない。そして、厄介な白色脂肪細胞は褐色脂肪細胞へと変換することができるのだが、その際に「引き金」の役目を果たすのが冷気なのだという。

「叔母のノラは叔父のアルバートと結婚しました。2人は小さな家に住んでいましたが、そこへ入る際には深呼吸をしなければなりませんでした。とても暑かったからです。2人はいつも暖房を入れ、窓を全部閉じていました。2人ともとても肥満でした。この信じられないような暑さと2人の肥満の間には、きっと何か関係があるように思っていました」とグロスマン医師は語る。

そのため、理想的なダイエット方法として、「寝る際に窓を全開にし、エアコンのスイッチを入れること」を推奨している。そして、この考えを裏付ける科学的データもあるとのこと。

脂肪を減らせば、糖尿病の予防にもなる。「肥満症治療手術で糖尿病を治療しますが、もっとよい方法は、多くの白色脂肪細胞を褐色脂肪細に変換することです」とグロスマン医師は語る。

おいしい料理を大食いすることもあれば、絶食するときもある。2階へ駆け上がるときもあれば、一日中机の前で座っていることもある。私たちの行動は日によってバラバラだが、それでも体重が変わらないのは、脳内メカニズムがその人の体重を一定に保っているためと考えられている。

「しかし、あなたがいつも少し寒いところにいれば、体重をもう少し低いレベルで保つことができるでしょう」とグロスマン医師は結論づけている。とはいえ、極度に寒い場所に身をおいて風邪をひくなどしないようにしてほしい。

※写真と本文は関係ありません

○記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。

(杉田米行)