23日、ある韓国人夫婦がこのほど、目元を負傷した1歳の娘を連れて総合病院の救急室を訪れたが、麻酔をしただけでろくに治療を受けられなかった体験をSNSに書き込み、韓国で話題を集めている。資料写真。

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2016年9月23日、韓国・聯合ニュースによると、ある韓国人夫婦がこのほど、目元を負傷した1歳の娘を連れて総合病院の救急室を訪れたが、麻酔をしただけでろくに治療を受けられなかった体験をSNSに書き込み、韓国で話題を集めている。

韓国・京畿道に住むカンさん(34)は9日午後11時ごろ、たんすの角に顔をぶつけて目元を切るけがをした12カ月の娘を連れて病院の救急室を訪れた。娘の目元からは血が流れていたが、約50分後にようやく当直の研修医が現れ、消毒を始めたという。しかし、消毒を終えた研修医は詳しい説明もせず、カンさんに「麻酔をしなければならない」と述べた。カンさんと家族は「精密診断もせずに麻酔をするのか」と問い詰めたが、結局は研修医に従うしかなかった。病院側は「傷の写真を見た担当医の判断」と説明したが、カンさんらは釈然としなかった。さらに、病院側はその30分後に「傷口を縫うため、睡眠安定剤を飲ませる必要がある」と告げた。カンさんらは仕方なく嘔吐する娘に無理やり薬を飲ませた。その後、カンさんらは「救急室に入ってから4時間が過ぎたが何の治療も受けていない」と強く抗議したが、病院側は「担当医と連絡がつかないから待つしかない」との態度を貫いたという。さらに2時間が過ぎ、我慢の限界を超えたカンさんらは結局、10日5時40分ごろに救急室を出て、午前8時に診療が始まる個人病院へ向かった。

その後、総合病院の対応に納得がいかないカンさんの夫がその体験をSNSに書き込むと、多くの共感メッセージが寄せられたという。

この報道を見た韓国のネットユーザーからも、病院の対応に対する怒りのコメントが相次いだ。

「病院名を公開し、廃止に追い込むべき」
「医師免許をはく奪してほしい」
「これが韓国の現実か…」

「どこかの製薬会社からもらった酒でも飲んでいたのでは?」
「そもそも、救急室に医師が1人しかいないことが問題。金もうけではなく、人の命を第一に考えてほしい」
「どこの病院も同じだよ。すぐに治療してくれて、患者の家族にまで親切に対応するのはドラマの中だけ」

「医者も問題だが、『連絡がつかない』と平気で言えるスタッフはもっとひどい」
「韓国の救急室は本当に死ぬ直前にならないと患者として扱ってもらえない」(翻訳・編集/堂本)