世界の機内食案内[19] アエロフロート モスクワ〜マドリッド

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ヨーロッパに行く際、モスクワで乗り継ぐと、目的地までけっこう時間がかかることがあります。たとえば、モスクワとスペインのマドリッド間は、約5時間かかります。

よって、アエロフロート・ロシア航空では、しっかりとした機内食がサービスされました。

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【モスクワ〜マドリッド】SU2604

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まだ春浅い3月、成田からモスクワのセレメティーボ空港に到着した時には雪がちらつき、滑走路の敷地内のあちこちに雪が残っていました。このドロドロの雪道の中を飛行機は走ります。さすがロシア。

雪から雨に変わったモスクワのセレメティーボ空港を離れ、いよいよ目的地へ。ほぼ予定通りの夜の7:30頃に飛び立ち、ドリンクサービスの後は、いよいよディナーです!

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○ラム肉のストロガノフ風 蕎麦の実、グリンピース、人参添え

○スモークムール貝 、セロリ、パプリカのサラダ、 オリーブ

○パン2種、バター

○チーズ

○チョコレートケーキ

○コーヒー

チキンかラムという珍しいチョイス。ここはラムでしょう。ビーフストロガノフのラム肉バージョンのような料理で、独特のスパイスが使われていました。塩気はマイルドで、やさしい味。これは食べやすかったです。

付け合わせは茹でた蕎麦の実で、素朴な味わいです。モスクワ空港のカフェで食べたフードにも蕎麦の実が添えられていました。蕎麦はロシアではよく食べられているようです。

 

【 マドリッド〜モスクワ】SU2501

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マドリッドからモスクワへ向かう便は、理由がまったくわからず “delay” 表示が続きました。ようやく2時間遅れでボーディング開始のアナウンスがあった時には、待っていた人たちの一部から拍手が起こりました。やれやれ、これで帰れます。

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離陸して1時間たたないうちにドリンクサービスがあり、赤ワインを選択。品種はメルロです。飲んでみると、若いメルロで、ややタンニンが青くてイガイガした雑味があります。うーん、これはあまり得意じゃないわ…と、しばらく放置しておいたら、少しずつ開いてきました。

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○サラダ(スライストマト、ハム、ピクルス、レタス)、ドレッシング(辛子マヨネーズ風味)添え

○ビーフシチュー ズッキーニ、人参添え

○ミニフランスパン、バター

○Kiriクリームチーズ

○オレンジケーキ

○コーヒー

 

ビーフかフィッシュを選べるので、ビーフをチョイス。

ビーフシチュー風の煮込みで、角切りビーフがゴロゴロしています。やわらかく、また、意外とさっぱり煮込まれ、まずまずのおいしさ。塩気も強くなく、やさしい味です。胡椒をふりかけると、味にメリハリが出ます。このビーフを赤ワインに合わせてみましたが、ワインがビーフよりも弱いのが残念…。クリームチーズと赤ワインは、とてもいいバランスの組み合わせでした。

パンはムッチリ系のフランスパンタイプなので、バターを塗っても、クリームチーズを塗っても、そこそこおいしくいただけます。

人参ケーキかと思ったケーキは、オレンジの風味がしました。しっとりタイプのスチームケーキで、ソフトであっさり。黒く見えるのはチョコチップクランチ。

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食事は無事に終えましたが、出発が2時間遅れているため、モスクワでの乗り継ぎ時間がほぼゼロで、係員の誘導でセレメティーボ空港内を走らされるはめに!イザという時のために、走れる体力は付けておくべきかもしれません(笑)

※機内食メニューは2016年3月のエコノミークラスものです

 

(取材・文/綿引まゆみ)

わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト

ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。