そんなつもりじゃ…「自己肯定できない子ども」に育つ親のNG言動3つ

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あなたのお子さんは自分の生きる価値を肯定的に捉えていますか?

子どもの“自己肯定感”を育むことができれば、親の役割の半分は果たしたといっても過言ではないほどに重要なこと。自己肯定感とは「自分は生きる価値がある」と自己の存在を肯定できる感情のことです。

受験や就職、そしてさまざまな人間関係など、山あり谷ありの人生を力強く生き抜いていくうえで、自己肯定感は欠かせないといわれています。

ところが、お母さんが日々“よかれ”と思ってやっている言動のなかには、知らず知らずのうちにわが子の自己肯定感を低めてしまうものもあるようなのです。

今回は、花まる学習会野外体験部部長の箕浦健治先生の著書『1人でできる子の育て方』を参考に、“子どもが自己肯定できなくなる親のNG言動”3つをお届けしたいと思います。

 

■NG1:子どもがほめられると謙遜する

「○○ちゃん、算数がよくできるんですってね。うらやましいわ〜」

「いえいえ、とんでもない。算数は好きみたいで勉強はするんですけど、落ち着きがなくっていつも計算ミスばかりして……」

お母さん同士の会話ではよくあるやりとりですよね。

日本人は、他人からほめられると謙遜するのが美徳のように考えられています。ところが、子どもの前でへりくだるのはあまり好ましいことではありません。

大好きなお母さんの言ったことは、よくも悪くも子どもの心に深く刻まれるもの。社交辞令の何気ない言葉が、子どもの自己肯定感を損い、無気力な子に育ってしまうおそれがあるのです。

たとえば、上記の会話を子どもが聞いていたら、「お母さんは私のことをそんなふうに思っていたんだ」と悲しくなります。しかも、「私は落ち着きがなくて計算ミスばかりする子」というネガティブな自己イメージにつながりかねません。

お母さんの言葉は子どもの一生を支えるほどの力を持つもの。まわりの人からわが子がほめられたら、笑顔で「ありがとうございます。がんばってくれて私もうれしいです」と答えるようにしましょう。

 

■NG2:子どもがしたことの“結果だけ”をほめる

自己肯定感を高めるには、親が子をほめることが大切だといわれます。ところが、「100点とってえらいね」「1等賞でお母さん誇らしいわ」など、結果だけをほめるのは逆効果のおそれも……。

結果ばかりを気にしていると、子どもが思うような成果をあげられなかったときに失望した態度がにじみでたり、“できて当たり前”と思っていることができなかったときに、子どもを責めてしまったりしがちです。

すると子どもは「お母さんががっかりするから」と失敗を極度におそれチャレンジに対して後ろ向きになってしまいます。

もちろん「よくやったね」と子どもの成功を一緒に喜ぶことは大事なことなのですが、「毎日よくがんばっていたよね」など、結果だけでなく努力や途中過程も評価するようにしましょう。

また、仮にお子さんの挑戦が失敗に終わってしまったときにも、「残念だわ」「やっぱりできなかったね」などといった言い方は避けたいもの。

「以前はできなかった○○ができるようになったね!」、「難しいことにチャレンジした勇気がすごいよ!」など、何かしらお子さんの成長した点、いいところを見つけてあげましょう。

 

■NG3:子どもの大切な友達を否定する

親としてわが子がどんな友達と仲良くしているのかは気になりますよね。

とはいえ、「あそこは家庭環境がよくないから」、「あの子は不良だから」といった一方的な決めつけで「○○君と遊ぶのはやめなさい」と友達のことを悪く言うのは考えもの。

子どもにしてみれば大好きな友達をそんなふうに言われること自体が悲しいことですが、さらに「あの子と遊んではいけない」というのは「あなたのことを信用していない」というメッセージにもなるのです。

過去記事「“よかれ”と思って我が子をダメにする母親の過干渉3種」でもお伝えしましたが、子どもが親に信用されていないと実感すると自己肯定感が低まり、親に隠れて非行に走ったり、リストカットを繰り返したりという深刻な事態を招くおそれもあります。

子どもの友達の素行が気になるなら、頭ごなしに「付き合うな」と否定してかかるのではなく、「お友達の○○ちゃんて、どんな子?」と率直に子どもに尋ねてみましょう。

それで、子どもが「みんなは悪く言うけど、私にはすごく優しいよ」など“自分にとってはいい友達だ”と言うのであれば、どうか信頼して見守ってあげてください。

交友関係についてオープンに話ができる母子関係であれば、たとえその友人が本当に悪い子であったとしても、子どものほうから「○○ちゃんからこんなことに誘われているんだけど」と相談してくれます。

逆に、親が子どもの付き合いを制限すると、子どもは友達の情報を隠すようになり、そちらのほうが子どもを危険な道に進ませてしまう結果になるかもしれません。

 

いかがでしたか? いずれも親が悪気なくやっていること、特にNG2、NG3は“子どものため”にやってしまいがちな言動だといえそうですよね。

親目線でよかれと思ったことでも、子どもの立場になれば親から自己否定をされていると感じ、必ずしもよい結果をもたらさないことはおわかりいただけたかと思います。

「あ、やってた!」と心当たりのある方は、ぜひ今日からNG言動を改めましょう。

(ライター 中田綾美)

 

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【参考】

※ 箕浦健治(著)、高濱正伸 (監修)(2016)『花まる学習会式1人でできる子の育て方 4歳〜9歳で生きる基礎力が決まる!』(日本実業出版社)