日中関係の改善には、若者同士の交流が必要。そう訴える東北財経大学の陳維益さんは、自分の周りにいる中国の若者たちと日本との関係について、作文に次のようにつづっている。資料写真。

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日中関係の改善には、若者同士の交流が必要。そう訴える東北財経大学の陳維益さんは、自分の周りにいる中国の若者たちと日本との関係について、作文に次のようにつづっている。

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70年代、高倉健さんを代表として多くの日本人俳優が中国の若者に人気がありました。今、中国では、韓流がとても流行していますが、日本のアニメやドラマなどが好きな中国の若者も少なくないです。特に、女子学生はAKB48や嵐など、日本の人気アイドルが大好きです。そして、多くの男子は「コナン」などの日本のアニメが大好きです。

私はそれらの日本のアイドルやアニメを通して、中国の若者が日本や日本文化に関心を寄せ始めていると思います。実は、私の友達はJポップが大好きです。彼女は日本語ができませんが、字幕のない日本のテレビ番組を見ています。それで、わからない言葉を私によく聞いてきます。彼女はミニブログを通して嵐のファンたちと付き合っています。今、多くの中国の若者は、彼女のようにJポップとか日本の電化製品など、現代の新しい物事に関心を持っています。

しかし、日本語を勉強し、日本人の留学生と付き合っていくうちに、多くの日本人の若者は現代の中国ではなく、古代の中国に関心を持っていることを実感しています。ある留学生はお茶が大好きです。恥ずかしいですが、私は日本人の先生に「中国人なのに、どうしてお茶もできないの」と言われたこともあります。実は今、日本の若者が知りたい中国の伝統文化についてよく知らない中国の若者が増えています。

実は私は日本語専攻ですが、高校3年生まで、まさか自分が外国語を専攻するとは思ってもいなかったんです。私は日本語の勉強を通して、日本が好きになるのはもちろん、校内放送部で日本について放送することが多くなりました。驚いたのは、視聴率がアップしたんです。それを見て、みんなは日本に関心を持っているだということを実感しました。

日中両方の若者が上手く交流できれば、きっと長続きする友好関係が築けると思います。私は海外へ旅行する先輩や後輩、友達に積極的に日本を勧めています。冬休みにインターンをしていた先輩は、私の勧めで4月に日本へ新婚旅行に行きました。先輩は「もし機会があれば、もう一度日本に行きたい」と言いました。そして、私は日本人の留学生とうまく付き合うために、今、中国のお茶文化などの伝統文化も少しずつ勉強しています。将来、ぜひ日本人に素晴らしい中国の伝統文化を紹介したいと思います。(編集/北田)

※本文は、第十一回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「なんでそうなるの?中国の若者は日本のココが理解できない」(段躍中編、日本僑報社、2015年)より、陳維益さん(東北財経大学)の作品「中日友好関係に私のできること」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。