干し貝柱の清湯スープに、鶏や豚、キクラゲなどの具材を合わせ、パパイヤに入れて3分ほど蒸して仕上げる。加熱することで引き出されるフルーティーな香りがアクセントになって、塩味と甘みのバランスの変化も楽しい一品。要予約。3500円(税別)(撮影/山本倫子)

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 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、とよた真帆さんが選んだのは、「御田町 桃の木のパパイヤのスープ」だ。

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 中学生のころから自分でお弁当を作っていましたし、今も可能な限り、自分で料理しています。たまに食べに行くなら、家で作れないものを。素材を選んで、まじめに作ってるな、って思えるものがいいんです。

 大勢で騒ぐより、少人数でじっくりおしゃべりするのが好き。なので、外食は大体3、4人で行きます。グルメ仲間がいて、お店を開拓しては教えてくれるんですが、このお店もそんな一軒です。元々中華は好きですが、ここは何を食べてもおいしい! 特にこのスープは、毎回、外せません。まず見た目からして変わってるでしょう? 中身は上品なコクのある塩味のスープ。それがパパイヤの器に入っていて、果肉を削りながら食べていると、次第に甘みが溶けだしてきて、味が変わっていくのも楽しいんです。

 夫(映画監督の青山真治さん)とは共通の友達があまり多くなくて、グルメ仲間にも入ってません。けど人生の最後にこのスープをっていうなら、夫と一緒にじっくりと味わいたいかな。

東京都港区三田2−17−29 オーロラ三田105/営業時間:17:30〜21:00L.O./定休日:水・第2週の火

週刊朝日  2016年9月30日号