ラフスケッチを自動でクリアな線画にするWebサービスが面白い

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人が描いたラフスケッチ(下描き)の段階の絵を、自動で線画にしていくWebサービス(「全層畳込みニューラルネットワークによるラフスケッチの自動線画化」)が公開されている。

線画とは、色や影をつけず、線だけで描かれた絵をいう。ぬり絵帳にあるような、色を塗る前の段階のイラストがそれだ。

このWebサービスは、誰しも絵を描く前段階として下描き(ラフスケッチ)を行うが、その状態のものを線画にするもの。

Twitter/@jikihakase

この研究を行なっているのは、早稲田大学大学院・基幹理工学研究科の研究員助教、シモセラ・エドガーさんをはじめとするグループ。研究に着手したのは2015年の秋からで、今回公開するまでに1年かかったという。

ラフスケッチがどれだけクリアな線画になるか、試した結果がこちら。

http://hi.cs.waseda.ac.jp/~esimo/ja/research/sketch/

複雑な画像も線画化

既存の写真やイラストからトレースして新しい画像を作ること自体は「Adobe Illustrator」といったソフトウェアを使えば可能だ。

しかし平面的な図形やイラストでは威力を発揮できるが、ラスタ画像の写真や複雑な画像も、まったく不可能ではないが精度としてはいまひとつであるという認識だった。

エドガーさんらの提供するWebサービスでは、AI技術によって複雑なラフスケッチも線画化することができ、多くのラフスケッチを学習していくことでさらに精度が上がるという。

エドガーさんは、

「いろいろな画家に現在は精度をさらに上げようとしているところ。同時に他のイラストレーターが喜びそうな同時に他のイラストレーターが喜びそうなツールについて研究したいと思います」

と話している。

Twitter/@jikihakase

さまざまなスケッチを線画化

このWebサービスが公開されてから、自分の絵やアスキーアートで試す人たちが結果をツイッターに投稿している。

Twitter/@sawsusg

Twitter/@comori_uta

元々記号を集めて作られたアスキーアートで試す人も。

Twitter/@mochiAAcat

Twitter/@xnps

 

趣味でも仕事でも、絵を描くすべての人にとって画期的な技術革新だ。性能が上がれば上がるほど、表現の幅も広がり、また違った味わいのあるイラストが出来上がることもあるだろう。