なにをやっても気分が落ち込む……そんなユウウツなときが誰にでもあるはず。いつも笑顔でポジティブ思考なんてわけにはいきません。でもそんなときって、自分がどうしようもなくみじめに思えたり、自信をなくしがち……。ますます落ち込むという負のループに陥らないためにはどうすればいいのでしょう?
海外で多くの人のカウンセリングに携わる、ライフコーチのノニ・ブーンさんは、そんな状態のときこそ、うまく気持ちを切り替えるテクニックを知っておくことが大切だと語っています。その5つのステップをご紹介しましょう。

今自分のなかにネガティブな感情があることを認め、受け入れよう

怒り・悲しみ・不安・嫉妬・自信喪失――ネガティブな感情にもいろいろありますが、まずは自分のなかにそうした感情が芽生えていることを否定せず、受け入れましょう。そのこと自体を恥ずかしく思ったり、落ち込む必要はありません。
なぜなら、あなた自身がその感情そのものであるわけではないからです。そうしたネガティブな感情はあくまで一時的なもの、ときとともに薄れてくるし、また違った感情が心に訪れるはずです。一時の感情に支配されないよう、自分自身と切り離して考えるクセをつけましょう。

気分をアゲてくれることを、5つリストアップしてみる

ネガティブな気分になったとき、そんな感情に対抗するためにも、自分の気持ちをアゲてくれるようなことを5つリストアップしてみましょう。シンプルなことで構いません、たとえば……

・ いつもよりゆっくりお風呂に入って、髪やボディを念入りにケアする
・ お気にいりのネイルをしてみる
・ 現実逃避できるような漫画や映画の世界にどっぷりはまり込む
・ 普段はちょっと手が出せないような高級スイーツを食べる
・ 美容院、サロン、マッサージなどに行って自分を労わる

5つそろったら、できることからすぐに実行。5つすべてやり終えてみたら、少なくとも最悪な気分からは立ち直っているのではないでしょうか。

気分転換に体をよく動かして、大きく深呼吸する

気分が落ち込んだとき、ただじっとしているのは一番よくありません。とりあえず体を動かし、環境を変える、それだけで気分もいくらか変わってくるもの。運動やエクササイズが絶好のストレス発散になるのも、体を動かすことに集中し、脳がネガティブな感情ばかりにかまっていられなくなるからです。
そしてもうひとつ欠かせないのが、深呼吸をして気持ちを整えること。イライラしたり、気持ちが落ち着かないときほど、呼吸が浅くなって感情を司る脳にも十分な酸素が行きわたらなくなってしまいます。穏やかな気持ちになり心と体のつながりを意識するためにも、脳に十分な酸素が供給され、副交感神経システムがうまく機能することが必要です。目を閉じて、自分の深呼吸だけに意識をフォーカスするようなプチ瞑想を5分くらい行ってみましょう。

自分の気持ちを励ましてくれる、人・言葉を思い出す

落ち込んでいるときって、意識が自分のことだけに集中しがち。「私って、なんてみっともない、サイアクだ」「こんな私、誰も好きになってくれないかも」「私って世界一不幸な人間だ」……すべてが私、私、私で、いわば“エゴ(自我)”がむき出しの状態なのです。
そうやって自分のことばかり考えていると、なかなかネガティブ気分から抜け出すことはできません。そうならないためにも、自分を励ましてくれる人や尊敬する人、あるいは気持ちを鼓舞する言葉を思い出すようにしましょう。今の自分をより客観的に感じとれるようになるはずです。

自分を苦しめるネガティブな感情や思考を手放し、立ち直る

さあ、ここまできたら、あとはもう一息。今まで自分を苦しめてきたネガティブな感情や思考と「さよなら」をして、手放しましょう。あなたはずっと自分をいじめるような負の感情と付き合っていきたいですか? おそらくそんな人はいないはず。
どこかでけじめをつけて、気持ちを軽くしましょう。自己嫌悪に陥るようなネガティブ感情、でもそれは自分自身ではありません。一時的なものに過ぎないと、早い段階で割り切った者が結局勝ちです。