“棋士”演じた神木隆之介、苦労を語る

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映画「3月のライオン」に主演する俳優の神木隆之介(23歳)が9月24日、東京将棋会館で行われた「第5回J:COM 杯『3月のライオン』子ども将棋大会表彰式」にプレゼンターとして参加した。

同作は、漫画家・羽海野チカによる同名人気コミックを、映画「るろうに剣心」シリーズなどで知られる大友啓史監督が実写映画化した話題作。中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士・桐山零(神木)が、同じ下町に川本あかり、ひなた、モモの3姉妹と出会ったことから棋士として人として成長していく姿を描く。

この日行われたのは、全国7会場で行われた将棋大会を勝ち抜いた“天才子供棋士”たちによるチャンピオン大会。優勝者である伊藤誠悟さん(13歳)には副賞として、将棋を指す音が桐山零の子供時代の駒音として使用される「駒音出演権」が贈呈されることから、そのプレゼンターとして神木が登場した。

しかしその前に、クランクイン前から役作りの為に駒の指し方一つから特訓を重ね、将棋監修のプロ棋士たちからも将棋の実力を認められた神木に対し、日本将棋連盟会長・谷川浩司九段から、サプライズで「アマ初段免状」(日本将棋連盟の発行するアマチュア正式免状)が授与された。

何も聞かされていなかった神木は「え? 俺ですか? え? え?」と目を見開いて驚き顔。その横で谷川九段は「指導をした若手棋士からは、駒を打つ手つきが素晴らしいということと、小さな頃から芸能界で活躍されているので指導を受けている時の集中力が素晴らしいと聞きました。そんな神木さんには今後も長く将棋を続けていただきたい」と授与の理由を説明した。

神木は「凄く嬉しい気持ちでいっぱいですけれど……大丈夫ですか? 荷が重い。まさかのことだったので驚いている気持ちがいっぱい」と、しどろもどろで、状況を整理するのに精いっぱいという様子だったが「アマ初段免状を頂きまして、もっともっと僕も映画公開に向けて将棋を勉強していきたい」と意気込みを新たにした。

また棋士を演じる上での苦労点を聞かれると、「手つき」と「駒音」を挙げて「プロの棋士の方が出す駒音が最初から出ないし、将棋は初めてだったので勉強して苦労したことはいっぱいある」と回想。指導にあたった棋士からは「ゴハンを食べる時に箸を意識しないのと同じように、駒を持ったり指したりしなければいけない」と言われたそうで、「桐山零は、小さい頃から将棋を指しているキャラクターだったので、手つきは勉強しました」と熱の入った役作りを明かしていた。

映画「3月のライオン」は、前編が2017年3月18日(土)、後編が同年4月22日(土)から、2部作・全国ロードショー。