季節の変わり目はいつもよりツライ?「生理痛」の原因と4つの対処法

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夏が終わり、気温と湿度が低下し始める季節の変わり目に生理痛が重くなる経験ありませんか?普段はそれほど痛みを感じなくても、寒い季節には生理痛を感じるという方もいらっしゃるようです。ここでは季節の変わり目に生理がつらくなるメカニズムと、生理中も自分らしくハッピーに過ごすための生理痛を和らげる方法をご紹介いたします。

■ 季節の変わり目に生理痛が起きる原因とは?

そもそも生理痛とは、子宮の収縮やホルモンバランスの乱れ、全身の血行不良などが原因で起こる、腹痛や腰痛、頭痛や吐き気などの不調のことを言います。

◎季節の変わり目は子宮の収縮が強くなる

子宮は約28日の周期で子宮内膜が厚くなり、経血として剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しています。この生理サイクルで女性の体内には「プロスタグランジン」が分泌されます。プロスタグランジンは子宮を収縮させ、経血をスムーズに体外に排出する役割があります。その反面、体に痛みを感じやすくさせる作用と炎症を起こす作用もあります。このプロスタグランジンが過剰に分泌されることで、子宮の収縮が強まり、下腹部や腰部の痛みが起ります。冬場は体が冷えて血行が滞るため、プロスタグランジンが骨盤内に溜まってしまい痛みを強く感じてしまうのです。

◎冬に起きやすい女性ホルモンのバランスの乱れ

女性ホルモンには、卵胞を育てる卵胞ホルモン(エストロゲン)と排卵を起こす黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があります。この2つのホルモンの働きによって、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」のサイクルが生み出されます。女性ホルモンの乱れは生理周期に大きく影響を与え、それに伴う生理痛を悪化させる原因になります。女性ホルモンの分泌を促す司令部は、人体の機能を正常に働かせる自律神経の司令部と同じ脳の視床下部というところにあり、相互に影響を与え合っています。自律神経には様々な働きがありますが、その一つが体温の調整です。冬場は、冷たい外気と暖房で温められた室内との温度差が激しいため、自律神経が乱れがちになります。その影響によって生理前後になるとただでさえ不安定な女性ホルモンのバランスを乱してしまいます。

■ 生理痛を和らげる4つの方法

生理痛と一言でくくっても、現れる症状は人によって様々です。一番多いのが下腹部の痛み、腰痛、頭痛などですが、季節や体調によってはむくみや吐き気、寝不足になる場合もあります。

◎質の良い睡眠で自律神経を整えよう

女性ホルモンと密接な関係にある自律神経の乱れは、生理痛を悪化させる原因になります。寒い季節は、体の緊張がなかなかほどけず、眠りが浅くなり眠れないことへのストレスを感じてしまうことも。よく眠れないというときはアロマを取り入れるのがおすすめです。天然のアロマは睡眠不足や精神的ストレスなどによって乱れやすい自律神経を落ち着かせ、心地よい眠りを誘います。眠る前には、ラベンダーやゼラニウムなど気持ちを静める香りがおすすめです。

◎冷えた体を温める足浴で生理痛を和らげる

足や指先は末梢血管というとても細い血管が通っているため、特に寒い季節は巡りが滞りがちです。足先を温めて全身に流れる血行を良くして、経血の排出をスムーズにすることで、生理痛を緩和することができます。お風呂に入る習慣がない方や、生理中はシャワーを使う方には足先を温めるフットバス(足浴)がおすすめです。深めの洗面器にぬるま湯を入れるか、バスタブに浅くお湯を張り、つま先から足首までをしっかり温めましょう。寝る前に行えば、眠りの質もよくなりますよ。

◎やさしく体を動かして血行アップ

全身を動かして血行を良くすると生理痛を緩和することに繋がります。運動不足は血行不良の一因ですが、運動が苦手な方やしばらく運動をしていない方が急に体を激しく動かすとカラダへの負担になってしまいます。まずは、ストレッチやヨガなどのゆっくりと体を動かす運動を行うのがおすすめです。

◎毎日の食事でも生理痛対策を

日々の食事で体を温めるようにすると血行が促進されて、生理痛を緩和することができます。特に積極的に摂取したいのが、鉄分と鉄分の吸収をよくするビタミンCです。鉄分が多く含まれる食品は、のりや卵黄、ニンニク、レバーなど。ビタミンCを多く含む食品は柑橘類の果物、イチゴ、ピーマン(赤、黄)などです。どれもスーパーなどで手に入れることができる身近な食材なので、生理痛が気になる方は日々の食事に取り入れてみてくださいね。

■ 生理痛を和らげて楽しい毎日を!

生理痛を和らげる方法はどれもシンプルなものばかり。ライフスタイルを大きく変えることなく取り入れられるので、ぜひ4つの対処法を試してみてくださいね。ただし、あまりにも症状が重い場合は、子宮内膜症などの病気が原因となっていることもあるので、気になる場合は早めに専門医に相談しましょう。

(image by PIXTA)
(著&編集:LiRu編集部)