台北市工務局提供

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(台北 24日 中央社)日本統治時代に建設された寺とその付近の建築群を復元、活性化させた「西本願寺広場」(台北市)が21日、“台湾建築業界のオスカー”と称される「中華建築金石奨」の優良公共建設・優良空間活性化部門に選ばれ、賞を獲得した。同施設は2015年には台湾不動産建設の最高栄誉とされる「国家卓越建設奨」特別賞を受賞している。

西本願寺広場は台北市西部の繁華街、西門町エリアに位置する。台北市政府観光伝播局によれば、「浄土真宗本願寺派台湾別院」として1904年から台湾の信者と日本人による寄付金で建設開始され、1912年に完成。敷地内には住職の宿舎として使われていた「輪番所」や仏教教育と弘法の場所だった「樹心会館」、鐘楼などがあったが、老朽化や戦後の火事により廃墟と化していた。同市政府はかつての姿を取り戻そうと、450日間におよぶ復元工事を実施。2012年12月に工事が完了し、現在では歴史を感じられる観光スポットになっている。

中華建築金石奨は非営利団体「中華教科文創新発展協会」が主催し、今年で24回目を数える。台湾だけでなく、中国大陸や海外の建築作品も表彰の対象としている。

(劉建邦/編集:名切千絵)