ダイニングフロアが芸能人の支持を集めているという「ヒルトン東京」。1階にある「マーブルラウンジ」も人気で、10月31日まで『不思議の国のアリス』をテーマにしたフェアを開催中

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ヒルトン東京のダイニングフロア「TSUNOHAZU」について。

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 バブル花盛りの頃、深夜番組のゲストにいらした舘ひろしさんから「ハンバーガー、食べに行かない?」とのお誘いを受け、「こんな時間に、どこのファストフード店へ?」と思ったら、それがホテルのレストランだったことに衝撃を受けた。

 それからずいぶん経ち、舘さんが連続テレビ小説「純と愛」(NHK)でシティホテルの社長役をなさったとき、なんてピッタリなんだろうと思ったのは、冒頭のエピソードがあったからに他ならない。

 舘さんのみならず、芸能人と有名ホテルは深いイイ関係だ。特に雑誌の取材やテレビ番組、映画などのインタビューには、スイートを貸し切ったり、ワンフロアを占領して行われる。優れたホスピタリティやハズレのない料理や飲み物、広々とした駐車場を理由に、「やはりホテルはいい」と利用者は再認識するという。

 そんな芸能人、有名人らが「久々に行ったら、すごいことになっていた」と驚き、続々リピーターになっているのが、「ヒルトン東京」に2014年10月、誕生したダイニングフロア「TSUNOHAZU」だ。

 多彩なマテリアルと斬新なデザインのインテリア、昼夜問わず落ち着いて過ごせるのは、さすがホテル。

 和食、中華、グリル、バー&ラウンジ、パティセリーが仕切りなく展開されつつも、どの店にも他のお客から見えにくいスペースが。個室まで全く人に会わずに済む“動線”もあると聞く。

 階下には24時間営業で、デザートブッフェの先駆け的存在の「マーブルラウンジ」が。

 ここも、バブル時からおなじみの、どこか懐かしい店だが、トレンドに合わせてメニューの再編やフェアを行っている。ブッフェ評論家の東龍さんによれば、「この2年ほど、デザートブッフェのトレンドは、オトナカワイイ」なのだとか。

 9月3日から開催されている、「アリスとハートの女王様からの挑戦状」なるデザートフェアは、まさに、そのトレンドに即したもので、『不思議の国のアリス』のストーリーの後半から構想を得ている。

 実はこのフェアはシリーズ第2弾。件の東龍さんは、「ジェーン・スー 生活は踊る」(TBSラジオ)にゲスト出演したときも、「マーブルラウンジ」での「アリス」について熱く語っていた。

 それを耳にした同番組・火曜日パートナーで、意外にも「スイーツ男子」だという同局の人気男子アナ、井上貴博さんも興味津々で新鮮に驚いていた。「ヒルトン東京」の有名人顧客は間違いなく若返りを見せている。

週刊朝日  2016年9月30日号