[OH!バンデス-宮城テレビ]2016年9月12日の放送では、石巻市の震災遺構検討会議のメンバーが原爆ドームなどを訪れ戦争遺構の保存のあり方などを視察しました。

震災から5年半、被災地では震災をどう語り継ぐのか様々な活動が進められています。

石巻市の震災遺構検討会議のメンバー14人は、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆の威力のすさまじさを語る戦争遺構がどのように保存されているのか、震災遺構を留め置く上での参考にしようという狙いです。

震災遺構としての保存が決まっている大川小学校校舎。2012年当時の様子(iwaryoさん撮影、Flickrより)

石巻市では国の交付金を活用し、津波で被災した二つの小学校の旧校舎を保存するため、それぞれの学校毎に有識者を集め会議を作りました。

今回視察に訪れたのは、保存される小学校の一つである旧門脇小学校の震災遺構検討会議のメンバーです。

旧門脇小学校は、維持のコストが膨らむことや地元住民の反対を受けて、校舎を部分的に保存し、周辺に震災を後世に伝えるための記念公園を整備する予定です。

広島の視察では、原爆の凄まじさを伝える語り部の話も聞きましたが、会議のメンバーは「建物とそれに関するエピソードの両方があって初めて、人に伝わることが分かった」と語っています。

月日が流れるとともに、着実に進んで行く生活の再建。街の復興や住民の感情に配慮しつつ、いかに震災の記憶を未来につないでいくか、深い議論が求められています。(ライター:長沢あきこ)