給料低すぎ…と嘆いてなかった!? 現代働き女子の「年収について」思うこと

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ご存知でしたか?  2016年度の全国の最低賃金の平均引き上げ幅が、比較できる2002年以降で最大になったことを。

その引き上げ額は……25円。平均最低賃金額は、823円です。

そ、それで過去最大!? という悲鳴が聞こえてきそうですが……これが現実。「賃金アップ」、「賞与アップ」などのニュースは耳にしても、なんだか遠い世界の話みたい……と嘆きたくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

あぁ私のお給料、もう少し高かったら……! 一度でもそう思ったことのない人なんて、いないはず。そこのトコロのみんなの本音、知りたくないですか!?

そこであなたの代わりに、『BizLady』が20〜40代の働く女性220名に徹底調査! そして、経済キャスターを務める筆者が分析します。

「あなたの年収、あと幾ら多かったら満足ですか!?」

■けっこう謙虚!? 「年収は、あと30万円多ければいい」が最多数派

1位 プラス30万円……27.7%

2位 プラス100万円……16.8%

3位 プラス50万円……14.5%

4位 プラス200万円……9.1%

5位 プラス300万円……3.6%

6位 プラス400万円……1.8%

上記がその調査の回答。2位と3位で逆転はあるものの、ほぼ“金額が上がるほど割合が減る”という結果に。

仮の話だというのに、皆さんなんて欲がないのか……と感心してしまった筆者は、強欲なのでしょうか……。

「さとり世代」と言われる年代の人たちが社会に出ている今、「お給料額なんてこんなもの」と、早くも悟ってしまっている人も多いのかもしれません。

その考えの裏付けになるような結果が、こんな選択項目への回答割合からも如実に表れていました。

■これが現代日本のリアル!? 「プラス500万円以上ほしい!」と答えた人はゼロ!

・プラス500万円以上……0.0%

・プラス1,000万円以上……0.0%

少ないだろう、と予想してはいたものの、まさかのゼロ%。確かにプラス1,000万円なんて、相当な実力と気力、運やら縁やら……いろいろ必要。でも世の中には、自分の年収より1,000万円以上多く稼いでいる人が、確実にいます。

たとえ夢物語でも、そんな状況を目指そう! と考える人が皆無だなんて、現代日本のリアルを見てしまった気分です。

しかしこの調査、ここで終わりではありません。じつは選択項目に、こんなものを付け足していました。

この回答割合を見て、あなたはどう思うでしょうか?

■野望を持てない現代人……「頑張るより、現状維持」!?

・今のままで満足している……15.9%

答えのベクトルが違うので先述のランキングに入れませんでしたが、割合で見ると3位に食い込む結果。

本当に有り余るほど貰っているから、というスーパーウーマンも中にはいるのかもしれませんが……おそらくたいていの回答者の理由は、ある種の“諦め”ではないでしょうか。

「あがいても満足いくほど収入が増えないなら、ガシガシに頑張るよりお給料に見合った生活をするから、別にいい」……こんな考えが、この答えを選ばせているのかもしれません。

働く人たちの年代が、“バブル世代”と言われる年代から、“氷河期世代”、“ゆとり・さとり世代”へと徐々にシフトしている中、働くことに対してもお金に対しても、野望を持てない、いや、持たない人が、同時に増えてきているのかもしれません。

以上、意識調査「あなたの年収、あと幾ら多かったら満足ですか!?」でしたが、いかがでしょうか?

厚生労働省のHPには、このようにあります。

<最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。>

つまり国が決めたこの最低賃金設定を、使用者=企業は順守しなければいけないということ。まだまだ景気が回復したと言い切れない中ですから、企業側も大変……。

無理に賃金を上げたことで、逆に働く側にしわ寄せがくることだけは、本当に避けてほしいものですね。