犬がいると赤ちゃんの免疫力アップ!

赤ちゃんを迎えた家庭では、ただでさえ部屋をキレイに保つことに気を遣うと思います。
掃除機を念入りにかけてみたり、空気清浄機を買ってみたり、ハウスダストや雑菌が赤ちゃんの身体に万一にも悪影響を与えたら大変。ましてや、犬の抜け毛が飛び散る部屋で犬と一緒に暮らすなんてもっての他!そう思っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、そんな常識を大きく覆す研究結果が、アメリカの小児科専門誌『ピディアトリクス』に取り上げられました。何と、犬を飼っている家の赤ちゃんは耳の感染症や呼吸器疾患にかかりにくくなるというのです!フィンランドで生後9週から52週の乳幼児を対象にした調査によると、犬や猫と暮らしている赤ちゃんは咳や喘鳴、鼻炎、発熱が30%減り、耳の疾患に関しては半減したというデータが出ています。詳細は明らかではありませんが、1歳までの子どもは、犬の散歩で定期的に外で過ごすうちに免疫機能が高まるのではないかという説が有力のようです。

なお、今回の調査結果は生まれたばかりの乳児に限ったもので、それより大きい子どもについては不明とのこと。とはいえ、これは、「犬と赤ちゃんを一緒にしておくなんて・・・」と眉をひそめる人にも是非知ってほしいデータですよね。

犬と同居することで、他にも良いことが♪

もちろん、わんこと赤ちゃんが同居することで得られるメリットは、免疫力アップだけではありません。

わんこがよい遊び相手になる♪

赤ちゃんがある程度大きくなり、お座りやハイハイができるようになると、わんこは赤ちゃんのよい遊び相手になってくれます。赤ちゃんは手加減を知りませんから、最初はお父さんやお母さんが近くで見守って、わんことの接し方を教えてあげると良いでしょう。
わが家の赤ちゃんはまだハイハイはできませんが、愛犬とボールで「持って来い遊び」をしていると、愛犬が持ってきたボールを赤ちゃんの手元に落とすときがあります。愛犬の方も、早く一緒に遊びたいと思っているようで微笑ましいです。もう少しして遊び盛りになったら、子どもと愛犬でくたくたになるまで遊んで寝てくれたら楽だろうな〜と妄想してしまいます(笑)

お散歩で体力強化と日光浴♪

わんこと暮らすには、毎日のお散歩は欠かせませんよね。一緒にわんこのお散歩に行くことが、赤ちゃんにとっては定期的な良い運動となります。まだ歩く前の赤ちゃんにとっても、お散歩に出かけて日光を浴びることは発育に良い影響を与えてくれます。
わが家でも、陽射しがきつすぎない朝晩のタイミングを狙って、赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこして、一緒に愛犬の散歩に行っています。そうすると、出会った人にもいろいろ声をかけてもらえて、身体面だけでなく、精神面でも社会化に良い影響があるのではないかなと感じています。

豊かな感受性が身につく♪

わんこは言葉が話せません。それだけに、わんこの仕草から「今何をしたいのか?」「何を言っているのか?」を想像することが必要になってきます。そうすることが、ひいては相手の気持ちを思いやることにつながり、感受性が豊かな子に育ってくれます。とはいえ、わんこと赤ちゃん、まだ言葉が喋れないもの同士、何か違う手段で私たちにはわからない会話をしているんじゃないかな〜と感じる節もあったりするのですが。
わが家はよく夫婦で愛犬にアテレコをして会話していますが、赤ちゃんもそのうちマネしてアテレコするようになるかな?と今から楽しみです。

命の大切さを学べる♪

わんこと赤ちゃんが一緒に成長してくれることは楽しみで仕方ありませんが、「赤ちゃんが何歳になったときには、わんこは何歳になるのか〜」と考えると、時々切なくなってしまう今日この頃です。どうしても、わんこが先にいなくなってしまうことは避けられません。わんこが先に年老いてしまうこと、先に一生を終えてしまうことを子どもにも理解させ、そしていつの日か、一緒にその時を迎えることで、子どもは命の大切さを心から学ぶことができるでしょう。

注意すること!

これまでメリットばかりを紹介してきましたが、もちろんわんこと赤ちゃんが一緒に暮らすためには注意しなければいけないこともたくさんあります。そうでないと、仲良く暮らすどころか、かえってお互いに悪影響を与えてしまいかねません。

赤ちゃんに犬アレルギーがないか注意!

近年、赤ちゃんのいろいろな食べ物アレルギーが話題になっていますが、犬アレルギーを持って生まれてくる赤ちゃんも少なからずいます。幸い、今のところ、わが家の赤ちゃんにはそういった様子は見受けられませんが、わが家でも「もし赤ちゃんが犬アレルギーで生まれてきたらどうしよう」と話したことがあります。

犬アレルギーを持っている赤ちゃんは、犬の抜け毛やよだれに含まれている雑菌に反応し、湿疹ができてしまったり、くしゃみや鼻水が出てしまったりするそうです。もし、疑わしい状況があった場合には、アレルギー検査を受けることをオススメします。万一、赤ちゃんが犬アレルギーであった場合、アレルギーの重さにもよりますが、わんこと赤ちゃんとの接触をなるべく減らす、今まで以上にわんこの清潔状態に気を配る等、暮らし方を考えなければなりません。

わんこのペロペロには注意!

これは赤ちゃんだけでなく、大人でも同じことですが、わんこの口にはさまざまな細菌がいます。わんこにペロペロと口を舐められることで、感染症にかかってしまうリスクがあります。口を直接舐められることはもちろんですが、わんこのおもちゃを赤ちゃんが舐めてしまったり、逆に赤ちゃんのおもちゃをわんこが舐めてしまったり、わんこが哺乳瓶の乳首を舐めてしまったり、といったことにも注意が必要です。わんこの菌が元で赤ちゃんが感染症にかかってしまったら、苦しい思いをしてしまう赤ちゃんも、悪気のなかったわんこも、どちらも可哀想ですからね。

基本のしつけや掃除の見直しを!

わんこをのびのび育てすぎて、トイレトレーニングやオスワリ・マテ等、基本のしつけができていない場合は、妊娠をきっかけにしつけを見直しましょう。トイレのしつけができていなくて、赤ちゃんがわんこの排泄物に触れてしまったり、わんこの興奮を抑えるしつけができていなくて、わんこが赤ちゃんに怪我をさせてしまっては大変です。

また、いくらわんことの暮らしが赤ちゃんの免疫力アップにつながるとはいえ、抜け毛だらけで汚い環境は良くないに決まっています。部屋の掃除の頻度や、わんこのシャンプーの頻度も見直しましょう。わが家は、わんこが赤ちゃんをふいに傷つけてしまわないよう、わんこの爪切りの頻度を見直しましたよ。

妊娠中に新しいわんこを迎えるのはNG!

わんこと赤ちゃんが一緒に育つことにメリットがたくさんあるからといって、「じゃあ、妊娠をきっかけに犬を飼おう!」と思ったあなた、ちょっと待ってください。妊娠中にわんこを新しく飼うことはオススメできません。

わんこが赤ちゃんを新しい家族として受け入れられるのは、飼い主さんとの揺るがない信頼関係があるからこそなんです。妊娠期間は、たった1年未満。その短い間に飼い主さんとわんこの間にそこまでの信頼関係を築くのはなかなか簡単ではありません。信頼関係ができあがらないうちに赤ちゃんが家に来てしまうと、わんこは逆に赤ちゃんを敵視してしまいかねません。

違う環境は犬もストレス。。。

悲しいことに、赤ちゃんが生まれたからという理由で、わんこを保健所に持ち込むケースが今でもあるそうです。それまで家族の一員として、もしかしたら子どものように可愛がっていたわんこに、どうしてそんなことができるのか理解に苦しみますが・・・。ですが、そんなふうにわんこを手放すまではいかなくても、赤ちゃんがある程度大きくなるまで、わんこを実家や知人の家に預けておこうと考える人はいるかもしれません。その考えも、ちょっと待ってください。

何ヶ月か他の場所に預けられ、やっとおうちに帰ってきたわんこが、自分の居場所がすっかり赤ちゃんに奪われているのを見たら、どう思うでしょうか。今までと違う環境というのは、わんこにとっても大きなストレスなんです。体調不良をきたしたり、赤ちゃんに敵意を抱いてしまったり、という悪影響も考えられます。

わんこのいる環境に赤ちゃんを迎え入れるには

わが家では、妊娠が発覚してから赤ちゃんを迎えるまでの間、愛犬と赤ちゃんが上手くやっていくためにいろいろなことを試しました。出産予定日の数カ月前からベビーベッドを設置して、ベッドのある環境に愛犬を慣らせてみたり、赤ちゃんに使う予定のベビークリームの匂いを愛犬に嗅がせて慣らせてみたり。

退院の日、赤ちゃんと愛犬を初めて対面させるときはドキドキでした。初日には、赤ちゃんに興味津々のわんこが赤ちゃんを手繰り寄せようとしてベビーベッドの柵の隙間から手を伸ばし、おでこを引っ掻いてしまうというハプニングもありました。それでも、今は愛犬も赤ちゃんを家族の一員として認めてくれたようで、赤ちゃんがいても当たり前のように生活し、時には優しく添い寝してくれていることもあります。

私たちも、できるだけ愛犬と一緒に遊ぶ時間を作ったり、赤ちゃんを撫でた後は愛犬も撫でてあげる等、平等に接するように心がけています。
わんこのいる環境に赤ちゃんを迎えるのは苦労も多いですが、嬉しいことや幸せなこともたくさんあります。これからも、一緒に育っていく姿を見守るのが楽しみです♪