セ・パ両リーグの“二塁打王”の行方は?

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 野球の華といえばやはりホームラン。豪快な一発は、球場を盛り上げるにはこれ以上ないパフォーマンスだ。

 しかし、サヨナラホームラン以外の状況、とくに試合が競っているような局面では、塁上に走者が残り、チャンスが継続する二塁打のほうが、ホームラン以上に有効な場合もある。

そんな二塁打を数多く放ち、スタジアムを沸かせているバッターは誰なのか? リーグ別に見ていこう。

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■セ・リーグは二塁打のイメージが薄いあの選手がトップ

【セ・リーグ二塁打数ベスト5】
1位:丸佳浩(広島)/29本
1位:村田修一(巨人)/29本
3位:坂本勇人(巨人)/27本
3位:筒香嘉智(DeNA)/27本
3位:ロペス(DeNA)/27本
(※9月19日現在)

 ある程度、“足がある選手”が二塁打を量産するイメージがあるが、ランキング中の村田修一、筒香嘉智、ロペスといったところは、決してそうではない(今季の盗塁数は、村田が1盗塁、残る2選手は盗塁なし)。足を要求されないしっかりとした打球を放ち、二塁まで悠々と達しているということだろう。

 セ・リーグトップは丸佳浩と村田修一が同数。丸と村田は、打率もほぼ同じ(丸:打率.292、村田:打率.293)なら、本塁打数も近い(丸:20本塁打、村田:21本塁打)。クライマックスシリーズで対戦する可能性がある両選手だけに、大一番でも二塁打連発ならチームの日本シリーズ進出をグッと引き寄せることになりそうだ。

■パ・リーグはイメージどおりの選手が並ぶ

【パ・リーグ二塁打数ベスト5】
1位:浅村栄斗(西武)/38本
1位:柳田悠岐(ソフトバンク)/31本
3位:秋山翔吾(西武)/30本
4位:栗山巧(西武)/29本
5位:角中勝也(ロッテ)/28本
5位:鈴木大地(ロッテ)/28本
(※9月19日現在)

 パ・リーグは、セ・リーグと違って足もある選手がズラッと並んだ。そんななかでトップはダントツで浅村栄斗。浅村は2013年にも38本の二塁打を記録しており、残り8試合で1本でも打てばキャリアハイとなる。今季は打率も、その2013年以来3年ぶりに3割を超えた(.306)。

 その浅村を筆頭に、3位に秋山翔吾、4位に栗山巧、ランク外だがメヒアも26本で7位タイと西武勢が大挙ランクインを果たした。当然ながら、チームの二塁打数も209本で12球団トップ。それでも、チームは3年連続でBクラスが濃厚な状況。来季は、やはり投手を含めたディフェンス面の強化が必要なのかもしれない。

■歴代ではあの選手がランクイン

 なお、歴代の年間二塁打数ランキングは以下のようになっている。

【歴代年間二塁打記録ベスト5】
1位:谷佳知(オリックス)/52本/2001年
2位:福浦和也(ロッテ)/50本/2003年
3位:クラーク(近鉄)/48本/1998年
4位:山内和弘(毎日)/47本/1956年
4位:福留孝介(中日)/47本/2006年
(※チームは記録時)

 現役では福浦(ロッテ)、福留(阪神)が名を連ねている。福浦は出番が減っていて今季2二塁打にとどまっているが、福留は今季も9月19日までに24本の二塁打を放ち、打率もチームトップの.309と、低迷する阪神で奮闘している。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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