子どもの「RSウイルス感染症」経験家族が語る重症化させないための注意点

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秋から冬にかけては、風邪などの感染症が流行しやすいですよね。お子さんをお持ちの方は体調変化が気になる時期だと思います。

そんな感染症の中でここ数年よく耳にするようになったのが、“RSウイルス感染症”ではないでしょうか。この感染症は乳幼児のほとんどが2歳頃までにかかるといわれ、なかには重症化して入院するお子さんもいるので、注意が必要です。

放送作家の鈴木おさむさん、お笑い芸人の大島美幸さんご夫妻のお子さんも、今年8月にこの感染症で入院されたそうです。乳児のいるご家庭では、気になるニュースだったのではないでしょうか。

今回は、8月にアッヴィ合同会社が開催した「乳幼児の入院原因としてのRSウイルス感染症」セミナーでの、“RSウイルス感染症によるお子さんの入院体験トーク”の内容を参考に、RSウイルス感染症の重症化とその注意点についてお伝えします。

 

■RSウイルス感染症での入院体験

今回のセミナーで、お子さんの入院体験について話してくださった主婦の青木さんは、ご主人とお子さん3人の5人家族。RSウイルス感染症で入院したのは、一番下の、現在1歳の女の子だそうです。

お子さんが入院したのは、まだ生後9カ月だった昨年12月中旬のこと。はじめのうちは、軽い咳や鼻水など、風邪に似た症状が続いたそうです。ところが、しばらくして急に症状が悪化。高熱が続き、嘔吐をするようになったとのこと。そして医療機関を受診し、8日間入院することになったそうです。

この間、幼稚園に通う1番上のお子さんは、ご主人の実家で預かってもらったそうですが、2番目のお子さんは同様に具合が悪くなり、自宅で看病することに……。ご家族や親族にとって、この入院期間にはさまざまな負担があったようです。

 

■健康な子でも重症化する可能性が

このRSウイルス感染症は、呼吸器や心臓の病気、染色体異常などがある乳幼児で重症化のリスクが高いといわれています。しかし、特に基礎疾患のない子どもでも、1歳未満の乳児では重症化のリスクがあるそうです。

重症化すると、ゼイゼイして呼吸がうまくできなくなったり、脳症になったり、最悪の場合は死に至る可能性もあります。

重症化で入院したケースだと、データによれば、発症から入院までの期間は平均2.7日、入院期間は平均6.7日、そして症状がなくなるまでの期間は9.9日であるとのこと。特効薬がないため、回復までに時間がかかり、入院期間も長めです。

また、幼い頃に感染して重症化した後は、回復後も喘息になるリスクが高くなったり、喘鳴(ぜんめい)を繰り返したりという合併症があるので、注意が必要です。

 

■乳児を入院させた経験者が伝えたいこと

青木さんご自身“RSウイルス感染症”については、お子さんが感染するまでは「名前を聞いたことのある程度の病気だった」とのこと。重症化やその後の合併症についての知識はほとんどなかったそうですが、こうした知識がなかったことについて少し悔やんだそうです。

また、最初の受診時、“迅速検査キット”で検査した際には、RSウイルス感染症であると判明しなかったのだとか。それで少し安心して1、2日間様子を見てしまったとのこと。ところが、その間にみるみる悪化して入院となってしまった、とのことでした。

この経験から青木さんは、

「子どもの変化にいち早く気付き、明らかに“これは変だ”と思った場合には、休日でも深夜でも医療機関を受診した方がいい」

とおっしゃっていました。

このことは、乳幼児を持つ多くのお母さんに伝えたいとのこと。ためらわずに受診すべきだそうです。

 

■後悔しないためには、病気のことを知り予防や対策を

青木さんのお子さんは、完全回復してから半年以上経ちますが、その後も風邪をひいたときに症状が長引いたり、クループ症候群になったり……と、呼吸器系のことで気がかりなことがあったそうです。

そんなこともあり、青木さんは、お子さんを入院させてしまったことに、今でも後悔や自責の念を持っているとのこと。だからこそ、回復後も、手洗いの徹底などの感染予防対策を家族で続けているそうです。

そもそも、子どもは成長過程でさまざまな病気を経験するものですし、RSウイルス感染症にかかったとしても、それは決してお母さんやご家族のせいではないのです。

ただ、お子さんが幼いほど、急に悪化する可能性が高いのは事実。いざというときに迷わず対応できるように、病気の特徴や重症化のリスク、対処法については、知っておいた方がいいでしょう。

RSウイルス感染症については、『WooRis』の過去記事「いよいよ流行期!乳幼児の“RSウイルス感染症”は急な重症化に注意」でもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

 

いかがでしたか。RSウイルス感染症については、病名はご存知の方が多いと思いますが、罹患したお子さんや重症化したお子さんが周囲にいないと、わからないことが多い病気。乳幼児をお持ちの方には、今回の体験談は貴重な参考材料になったのではないでしょうか。

どの病気でもそうですが、「我が子に限っては重症になることはない」と考えたいですよね。ですが、重症化したり入院したりということは、誰にでも起こりうることなので、ぜひ認識しておいてくださいね。

(ライター 川口沙織)

 

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