中国の自動車市場で日系車が好調を維持している。2016年1−8月の日系車の販売台数は265万台に達したことから、中国メディアの汽車之家はこのほど、年間販売台数400万台の大台突破も現実味を増してきたと伝え、「日系車は罵られれば罵られるほど売れる」と伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の自動車市場で日系車が好調を維持している。2016年1-8月の日系車の販売台数は265万台に達したことから、中国メディアの汽車之家はこのほど、年間販売台数400万台の大台突破も現実味を増してきたと伝え、「日系車は罵られれば罵られるほど売れる」と伝えている。

 記事は、中国自動車市場における15年の日系車の販売台数は約390万台で過去最高を記録したが、日系車を排斥すべきという声が今なお根強く存在するなかで、16年に最高記録を刷新する可能性が高まっていることに驚きを示した。

 続けて、日系車の排斥を呼びかける声が存在するにもかかわらず、日系車の販売が力強く伸びていることを「奇怪に感じる中国人は多いはず」と主張する一方、「日系車排斥の声はここ数年ずっと存在していたが、その間も日系車の販売はずっと伸びてきていたのが現実だ」と指摘した。

 日系車が近年、中国で販売を伸ばしているのは、中国政府が小型車に対して減税策を実施したことが大きな要因の1つとされているが、日中関係が小康状態にあること、消費者が日系車を客観的かつ理性的に評価できるようになったことも要因ではないだろうか。

 中国では9月、10月は消費が伸びる時期として「金九銀十」と呼ばれている。小型車に対する減税策は16年12月末で終了となるため、今年の「金九銀十」で日系車はさらに販売を伸ばすことが期待されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)