連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第25週「常子、大きな家を建てる」第148回 9月22日(木)放送より。 
脚本:西田征史 演出:深川貴志


「君子は73年の生涯を閉じました」

昭和40年1月。かか(木村多江)のいない食卓。かかの得意なニンジンの飾り切り、かかが孫達に教えてあげていたハンカチのたたみ方・・・それらを改めて噛み締める常子(高畑充希)でした。

そして常子は「書いてみたいこと」を見つける。なにげない日常の愛おしさを心に留めておくためにも、ごく普通の日常をおしつけがましくないようにそっとお知らせするような雰囲気で。子どもがいない代わりに、
記事にして読者に伝えたいと花山(唐沢寿明)に告げる。

常子の決意を応援すると、嬉しそうに珈琲を飲む花山。 ダバダ〜♪ 曲が頭をよぎる。そうだ、唐沢はポン酢の男だけでなく、かつて「違いのわかる男」(某珈琲のコピー)だったのだ。

7分後には8年が経過。常子の書いた原稿(小さなしあわせ)は一冊の本にまとまった。ごく普通の日常をおしつけがましくないようにそっとお知らせするような雰囲気の内容はいっさい明かされない。

広告と切り離せない(つまり好感度が高いってこと)俳優・唐沢演じる花山は5年前に心筋梗塞で倒れ、いまやベッドを持ち込みながら働いているとナレーション。彼までナレ死しないか不安になってきた。
モチーフになった人物と比べるとさほどカラダに悪い生活を送っているように見えないが(モチーフのひとは酒や煙草が好きだった)、働き過ぎたってことなんでしょうかね。

あなたの暮し女性社員が増えて妊婦さんも働いている。
戦後生まれの女子社員も増えて、広告で成り立っているようなファッション誌が続々登場。常子たちは、時代が変わったことを感じる。
おそらく劇中の雑誌のモデルであろう「anan」は昭和45年(1970年)創刊。その会社に勤めていた人物がいまやモチーフの雑誌の編集長をやっているとは不思議なご縁である。

どんどん服や小物を買う風潮に疑問はあれど働いていると買い物にもいけない。働く女性は家が貧乏だからと思われてしまう。働く女性への偏見や問題について考える常子。
そこへ、かわいらしく成長したたまき(吉本実憂)が訪ねてきて・・・
ちょうどそのとき、えらいことになったとざわつく編集部。いったい何が起ったのかと次回に引っ張る。

ああ、こういうことか。常子が書きたいと言ったごく普通の日常って。
今日の収穫 ダバダ〜♪
あと8回!
(木俣冬)