理系学生の甲子園!ロボコンこと「WRO Japan 2016」で″学生エンジニア″の技術に驚愕!

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世界の小中高校生による国際ロボット競技会WRO(WORLD ROBOT OLYMPIAD)。その日本代表を決める『WRO Japan 2016』決勝大会が、9月18日に江東区夢の島のBumB東京スポーツ文化館で開催されました。これは自律型ロボットを使った競技会で、2004年より若い世代の科学技術の発展のために、シンガポール国立サイエンス・センターの発案によりスタートしたもの。

今年で13回目を迎えるWROは、52カ国から2万チーム_約5万人が参加する規模に発展。第1回大会から参加している日本チームは、昨年カタール・ドーハで行なわれた、国際大会のレギュラーカテゴリーの高校生部門で、銀と銅のメダルを獲得。今年こそは金を狙うと意気込む。

【理系学生の甲子園!ロボコンことWRO Japan 2016】

競技会は「レギュラーカテゴリー」と「オープンカテゴリー」の2カテゴリーで行なわれ、全国34の予選会を勝ち抜いた222チームが国際大会への切符をかけて闘う。

ロボットの性能を競うレギュラーカテゴリーでは、「レゴ マインドストーム」(EV3、NXT)を使ってロボットを製作。事前に設計・プログラムをしたものを、当日の制限時間内に組立てやプログラムインストール、そして調整を行い、本番の競技会に臨みます。

入門クラスのレギュラーカテゴリー・ミドル競技では、ロボット製作に必要な基本的機構や制御プログラムの学習を目標に、小中高校生部門でクラスわけして同じフィールドを使い同一の課題で行なう。

チーム2〜3人で製作した自律型ロボットを使い、競技フィールド(縦1900ミリ×横900ミリ)に描かれたルートや目標物やエリアを、各種センサーで読み取ることで動作させ、ポイントが設定された課題をクリアしつつそのタイムや合計得点を競う。

上級クラスであるレギュラーカテゴリー・エキスパート競技では、小中高校生ごとにフィールドや課題が異なり、学年があがるごとにより高度なロボット製作技術や制御プログラムが必要となる。

もう一方のオープンカテゴリーでは、決まったテーマに沿ったロボット製作と、プレゼンによる審査で決定される。なお2016年のテーマは「Rap the Scrap」で、参加者はゴミを分別したりリサイクルするロボットをブースに設置し、審査員として来場した企業の第一線で活躍するエンジニアなどを前にプレゼンを行なった。

閉会式では、WRO Japan実行委員長でありエンジニアでもある渡辺登氏が、「仕事として開発などを行なう場合はうまくいかない事のほうが多い。開発の現場ではうまくいかない場合の原因究明と再発防止策を講じることが重要。今回、うまく行った方はさらにうまく行く方法を考える、うまく行かなかった方は改善して同じミスを繰り替えさないようにしていただけると、エンジニアの先輩としては嬉しい。また、今回みなさんが経験したことを後輩にも引き継いで欲しい」と、語った。

今回WRO Japan 2016決勝大会で上位の成績を残し、国際大会への切符を手にしたのは、下記の12チーム。11月25〜27日にインド・ニューデリーで開催される国際大会での、若き日本チームの活躍に期待したい!

【WRO Japan 2016日本代表選抜チーム】

●レギュラーカテゴリー(小学生)
3πr(大阪市立平野西小学校、大阪市立喜連東小学校)
サンダーバード555(高岡市立博労小学校、富山市立鵜坂小学校)
スピードロボIII(新発田市立東豊小学校、新発田市立加治川小学校、田上町立田上小学校)

●レギュラーカテゴリー(中学生)
帝塚山Drei Licht(帝塚山中学校)
チーム真剣(GACHI)(京都市立烏丸中学校、洛星中学校、宇治市立黄檗中学校)

●レギュラーカテゴリー(高校生)
T-trinity(帝塚山高等学校)
サンダーバード59号(富山県立富山中部高校、国立富山高専)
YTHS ORANGE V(愛媛県立八幡浜工業高等学校)

●オープンカテゴリー
福岡県立香椎工業高等学校
Mountain SKY(玉川学園高等部)
norn(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)
追手門Forest Challenger(追手門学院大手前中学校)

■WRO Japan