22日、国立代々木競技場第一体育館では「B.LEAGUE」が開幕し、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスが対戦。東京が接戦を制した一戦には、超満員の観客が詰めかけ試合も白熱の展開に。新たな船出は大成功と言える内容となった。

すると同日、テレビ朝日「報道ステーション」には「バスケットボール Bリーグ開幕 歴史変えた川淵三郎 生出演」として、日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザー・川淵三郎氏がゲスト出演を果たした。

まずはLEDパネルを用い、プロジェクションマッピングで華やかに彩られたコートについて「僕もビックリしました。こういう風にやるって説明する時に“僕に話してくれるな”と。“聞きたくない”と。“僕が興奮と感動をしたいんだ”って今日初めて観た。素晴らしかった」と切り出すと、「一番肝心なのは試合の中身。緊迫した試合になったので僕は大満足」と声を弾ませた。

また、Jリーグ開幕の時と比較し「あの時は全ての責任を背負ってやってましたから」と振り返った同氏。成功の要因については「今度の場合は次の大河(正明)チェアマンに全てを託して。最後、僕も歳が歳だから細かい事に一切口出しせずに全部若い者に任せたんですよ。僕に細かい説明をするなって言ったのはそういうこともあった。それが成功のもとで年寄りが出なくてよかった」と笑った。

今後、盛り上がりが継続するためには「初めてバスケットボールを観に来た人が、これは面白い、また観に来ようと思えるような興奮と感動を常に与えていく」と言い、具体的に「それはシュートの正確性をどう上げていくか。ゴール下でのトリッキーなプレー。今日かなりの部分でいいところがありましたからね。そういうものをどんどん磨き上げたい」と話している。

その他にも、出演の後半には現在のサッカー日本代表について感想を求められた川淵氏。「こんなこと僕が言っちゃマズイんだけど」と前置きすると「面白味がない」とキッパリ。「オリンピックチームの方が点の獲り方とか見てて面白いとこあります。どういうことをやろうとしているのか、あまりよく分からない」などと所感を述べた。