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日ごとに秋が深まり、子どもたちは運動会の練習に励んでいるころではないだろうか。「スポーツの秋」を満喫してほしいと思う反面、競技に参加してけがをしてしまったら……と心配に思っている保護者も少なくないだろう。

そこで今回は、マイナビニュース会員302名を対象に「運動会で子どもに参加させたくないと思う競技」についてアンケート調査を実施。また、なぜその競技をさせたくないのか理由も聞いたところ、さまざまな意見が集まった。

Q.けがをしそうだから、「自分の子どもには正直参加してほしくない」と思う運動会の種目とその理由を教えてください(複数回答可)

1位: 組体操(48.0%)

2位: 騎馬戦(30.5%)

3位: 特にない(19.3%)

4位: 二人三脚(6.0%)

5位: ムカデ競走(5.3%)

組体操
・「後遺症が残ってしまった子もいるほどのけがが絶えないから。こんな危険な競技はやる必要がないと思います」(39歳女性/その他/その他)
・「うちの子は体が小さいので、もし組体操でピラミッドをする場合、上のほうになりそうで落ちたときが怖いから」(45歳女性/その他/その他)
・「組体操以外はけがをしても大したことないと思われるが、組体操は場合によっては大きなけがになることがあるので」(44歳男性/電気・電子関連/ IT関連技術職)
・「うちの子供は背が大きいので、ピラミッドで下になることが多いので」(39歳女性/その他/その他)
・「下敷きになると逃げ場もないから」(35歳女性/その他/その他)
・「組体操のピラミッドで、最後にバラバラと崩れ落ちるときにけがをしたことがあるので」(50歳男性/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職)
・「最近ニュースなどで組体操での事故報告が多いから。組体操を行う生徒全員の体力や持久力には個人差があると思う」(60歳以上男性/不動産/事務・企画・経営関連)
・「負荷のかかり方が偏っており、精神論でやらせている印象がある」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/ IT関連技術職)

騎馬戦
・「知り合いの子供がけがをしたのを聞いたことがあるから(顔をひっかかれた)」(45歳女性/その他/その他)
・「騎馬戦は必死になってしまうので、やっぱり危険だと思う」(48歳女性/医療用機器・医療関連/その他技術職)
・「熱くなると取っ組み合いになる」(60歳以上男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「見ていて危ないし、その後選手同士でもめそうな気もする」(36歳男性/教育/専門サービス関連)
・「馬に乗った子どもが落ちたのを見たことがあるので」(53歳女性/その他/その他)
・「帽子を取り合うとか、実際人を落とすというのはけがの元だし、けがを容認してるみたい。参加させたくないです」(35歳女性/その他/その他)

二人三脚
・「二人三脚も思わぬ転び方をしそう」(31歳女性/その他/その他)
・「息が合わないと転んでケガをしそうな種目」(60歳以上男性/その他/その他)
・「パートナーとの息があわなければ自分も簡単に転倒してしまう競技だから」(41歳男性/その他/その他)

ムカデ競走
・「1人つまずくと、みんなけがをしやすいから」(37歳男性/サービス/公共サービス関連)
・「自由がきかないので、事故があると足に大けがしそう」(60歳男性/その他/クリエイティブ関連)
・「自分がちゃんと走っても巻き添えになるから」(47歳女性/その他/その他)

■総評

回答の多くが1位の組体操(48.0%)、2位の騎馬戦(30.5%)に集中し、それ以外の競技については1割以下となった。

組体操については、昨今のニュースなどで事故報道があった関係で、危険視している人が半数近くに及んだ。また実際に自身がけがをしてしまった経験から、参加させたくないという意見もあった。「事故が起こると軽いけがではすまないから中止すべき」という強い声も多く見受けられた。一方で、「組体操は運動会の一番の思い出になる」(44歳男性/システムインテグレータ/ IT関連技術職)という肯定的な意見もわずかながらあった。

騎馬戦については、勝負として興奮をあおる競技であるため、冷静さを失ってしまってひっかき傷などを作ってしまうことへの危惧があるようだった。また、上に乗ることになった場合、落下について心配する人もいた。実際に落下してしまった子を見たという意見も複数あり、けがの多い競技であることがうかがえた。

そのほかの競技については1割に満たないものばかりだったが、自分以外のミスでも連鎖的にけがにつながるような団体競技に対して危険だと考える人が多い印象だった。ムカデ競走や棒引き、二人三脚などは、動きが制限されるために万一の際にけがになりやすいと考えられていた。

さらに、今回のアンケートでは「その他(24.2%)」と回答した人の大半が「参加させたくない競技はない」と回答したため、特別に抽出した。「ケガはしてほしくないが、みんなで何かをすることには積極的に参加してほしい」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)と、けがは心配だけれども、思い出づくりのためにどんな競技でも参加してほしいという思いがあるようだった。

子どもたちのすばらしい思い出づくりのため、けがのない運動会にしてほしいという願いは、保護者も学校も共通の思いのはず。スポーツにけがの危険性は必ずついて回るものだが、避けるためにできることはある。競技の見直しやルールを工夫するなど、保護者と学校で安全を最大限に考えていってほしい。

※写真と本文は関係ありません

調査時期:2016年8月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性202名 女性100名 合計302名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

(宮崎新之)