中国経済が二桁の成長率を保っていた当時、マンション建設やインフラ整備などの工事が中国全土で行われていた。そのため、重機に対する需要も非常に大きなものがあったのだが、この「重機」に対する扱いが日本と中国とでは大きく異なるのだという。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済が二桁の成長率を保っていた当時、マンション建設やインフラ整備などの工事が中国全土で行われていた。そのため、重機に対する需要も非常に大きなものがあったのだが、この「重機」に対する扱いが日本と中国とでは大きく異なるのだという。

 中国メディアの慧聡工程机械網はこのほど、中国では自動車のメンテナンスは重視されるが、重機のメンテナンスは重視されないと伝えつつ、日本はなぜ重機のメンテナンスを丁寧に行うのかと疑問を投げかける記事を掲載している。

 記事は、日本企業で働いた経験のある中国人の見解として、「日本人はショベルカーをはじめとする重機を非常に大事に扱う」と伝え、運転席に絨毯を敷き、運転時には靴を脱ぎ、手袋まで着用する日本人もいるほどと紹介。さらに1日の仕事が終わったら重機を水で洗う日本人もいると伝え、「日本人は重機をまるで自分の子どものように丁寧に扱っている」と伝えた。

 続けて、「重機は金を稼ぐ道具に過ぎないのに、なぜ日本人はこれほど大事に扱うのか」と疑問を投げかけつつも、日本人は民度が高く、清潔さを好むというだけでなく、国の「制度」や「建設業界の発展度合い」が中国とは違っているのも理由の1つだと主張。例えば、国の制度としては一定期間ごとに「特定自主検査」と呼ばれる検査を行う必要があることを指摘し、「この制度だけでも中国は到底日本に及ばない」と主張した。

 さらに、日本はすでに大きな発展を遂げているため、重機を使用する頻度や強度が中国より少なくて済むと主張。中国は建設工事の数が多いため、重機もフル稼働するのが一般的であり、重機を所有する側もコスト回収のために休みなく稼働させるため、メンテナンスを行う暇がないのだと論じた。そのほか、日本には重機の中古市場があるため、メンテナンスを行っていたほうが中古で売却しやすいと主張し、こうした要素こそ「日本人が重機をまるで自分の子どものように丁寧に扱う理由」ではないかと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)