19日、養生雑誌は、「ストレスが最も大きいと言われる日本人は、なぜ寿命が世界一なのか」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2016年9月19日、養生雑誌は、「ストレスが最も大きいと言われる日本人は、なぜ寿命が世界一なのか」と題する記事を掲載した。

世界保健機関(WHO)が5月に発表した2016年版の「世界保健統計」で、日本人女性の平均寿命は86.8歳で世界一だった。男性はスイス(81.3歳)が1位だったが、男女合わせた平均寿命は日本が83.7歳となり、20年以上首位をキープしている。中国では「日本はストレス社会である」とのイメージが根強い。記事は、日本人がなぜ長寿なのかという疑問について、いくつかのポイントを挙げてその要因を分析している。

記事が挙げるのは、「太陽とともに生活すること」「8分目が良しとされること」「体温を上昇させること」「ウエストの基準値があること」「ポジティブに生活すること」「食や仕事の習慣」などだ。

日本には「画家は長寿、作家は短命」という言葉がある。解釈はさまざまあるようだが、記事では「画家は絵の具の色を確認しながら絵を描くので、照明器具が満足になかった昔は日中に作業をすることが多かった。一方、作家はろうそくの明かりでも文字が書けるため、不規則な生活になりがちだったため」としている。二つ目は、料理の際の塩分量や食事の量などを8分目に控えることで健康な体を保つという考え方だ。三つ目は、体温を1度上昇させると免疫力が5〜6倍になるとされており、運動や肉体労働で毎日汗をかいていれば病気になりにくいと言われている。

四つ目の「ウエスト」は、日本ではメタボリックシンドロームの基準が男性85センチ、女性90センチとされていて、この基準を上回ると、生活習慣病のリスクが高まると言われている。ただ、この判定方法は2018年度から見直される予定だ。五つ目の「ポジティブ」については、「人は不安やストレスを感じると血管が収縮して血流が悪くなり、交感神経が優勢となるため、病気を発症するリスクが高まる」とし、「笑顔になることで副交感神経や免疫細胞が活発になり、新陳代謝も高まる」ことが理由だそうだ。

さらに、日本人の食習慣の特徴として、量が少なく種類が豊富な食事でバランスよく栄養を摂取していることや、野菜や大豆などの発酵食品をよく食べることで血圧や血糖値やコレステロールを下げる効果があることなどを指摘。常に忙しくしているイメージのある仕事についても、「オンとオフの切り替えをきちんとしている人が多く、仕事に精を出す人ほど社会との接点が広くなり、心身ともに健康になる」としている。(翻訳・編集/北田)