つや消し塗装の映えるブラックボディーがより重厚感を増す!

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カスタムカーイベント「名古屋オートフェスティバル」で、シンプルながらも手の込んだカスタムを施したバンを発見!マットブラックに塗装したハイエースは、その名も“SWAT仕様”。このいかつい一台を、WEBマガジン「週刊ジョージア」が徹底解剖する!

【写真を見る】TOYOTAのハイエースが特殊部隊、SWAT仕様に様変わり!バンパー、上部ラック&ライトも装着している

■ バンパー、上部ラック&ライト装着で特殊部隊仕様に!

――名古屋オートフェスティバルの出展車両をいろいろと見てきましたけど、どれも手が込んだカスタムカーばかりですね!

テレビ局の取材なんかも入る大きなイベントだからね。オーナーさんも気合を入れてカスタムしてくるんだと思うよ。

――そのおかげで楽しませてもらっていますが、どれを見ても「ただただスゴい!」って感想になっちゃって困ります(苦笑)。

外見はもちろんだけど、内側や細部もしっかり見ないとね。でも、あのクルマも見た目かなりのインパクトだよね。なんとハイエースだよ!

――ほんとだ。街ナカでよく見るハイエースですけど、真っ黒の、やたらとシブいペイントが施されてますね。なになに、「S」「W」「A」「T」って……。

SWAT=特殊部隊仕様のハイエースってわけだね。よく見ると細かいところもカスタムされているようだ。よし、今回はこのクルマのオーナーさんに話を聞いてみよう。

――はい。出展しているのは“ガレージZ1”というカスタムショップのようですね。では、早速直撃してみましょう!

■ 流行りの逆を行く!車高を上げてワイドに見せるハイエース

──こんにちは、お話を聞かせてください。

どうぞ、何でも聞いてください。(ガレージZ1オーナー・功刀[くぬぎ]さん)

──これまたカッコいいハイエースですね!

ありがとうございます。

──ペイントがインパクト大ですけど、他にはどんなカスタムをされているんですか?

ペイントはご覧の通りSWAT仕様にしていますが、あとは車高を6インチ(約15cm)くらい上げていますね。

──6インチアップは見た目もかなり印象が変わりますね!SWAT仕様のペイントをしてみようと思ったのはなぜでしょう?

実はこのクルマ、最初は白黒だったんですよ。

──白黒のツートンというと、パトカーみたいな感じですか?

そうです。上にサイレンを付けてパトカー仕様にして、東京オートサロンに2年ほど出展しました。でも、ずっと同じだとやはり飽きてきちゃって…。見てくれたお客さんから“何か他のないの?”というリクエストがあったので、次は黒く塗ってみようかなと。

──警察から特殊部隊へのモデルチェンジですね!

まさにそうです。最初はウチのショップが得意なラッピングで白黒にしていたんですが、細かい部分が表現しにくかったので、今回は直接塗りました。

──黒のカラーリングがテカテカしていなくてシブいですね。

“マットブラック”という特殊な色にしてみました。光沢が抑えられていて、カッコいいでしょ?

──ええ、かなり。フツーに購入して街中を走らせたいくらいです!バンパーや上部のキャリアで特殊車両っぽさを出そうという狙いですか?

フロントはバンパーではなくて、グリルガードというパーツを付けています。天井のラックはウチで設計図を引いて一から起こして作りました。あとは上のライトを付けるのに、その部分の高さを下げたりとか、細かい調整を入れました。

──かなりのこだわりですね。実際に公道を走れるカスタムなんでしょうか?

はい、走れますよ。普段から街乗りに使っていますから。

──それは羨ましい!かなり注目を集めるんじゃないですか?

コンビニに行ったりするといろんな人に声を掛けられます(笑)。ハイエースのカスタムってほとんどがシャコタンなんですよ。ウチは逆に車高を上げたので、それがかなり人目を引くようで。

──普段は主に業務用や営業用に使われているハイエースだけに、そうしたギャップがスゴい!

元々はバンで、4ナンバーのクルマですからね。ウチはハイエースのカスタムを得意としてやっていますが、車高を下げるノウハウは他のショップさんも持っている。それならウチはどのくらい上げられるのかということで、いじってみました。

──なるほど。カスタムカーやドレスアップカーのイベントにはよく出展されているんですか?

年に6〜7回くらいですね。東京オートサロンや名古屋オートトレンドによく出ていましたが、だんだん『ウチにも出ませんか?』と誘われて、それでいろいろと出るようになりました。

──そして今回の「名古屋オートフェスティバル」にも出展したんですね。ド派手なカスタムカーが多いイベントですけど、こういうシブい感じのカスタムは逆に珍しくて目立ちますね。

イベントの趣旨としてはVIPカーが多いとは思いますけど、でもまあ出てみようかという感じで(笑)。

──VIPカーと見比べてもインパクトありますが、それよりもアイデア勝ちなカスタムのような気がします。

実は窓に鉄格子を付けたりして、もっと特殊車両っぽくカスタムしたいと思ったんです。でもやりすぎるとお客さんも離れてしまうので。…というか、そこまでやっちゃうともはや護送車ですよね(笑)。

──確かに!

あくまで普通のハイエースの車高を、ちょっと上げてワイルドな感じにしたかったんです。このクルマは標準ボディーですが、ハイエースにはワイドボディーという種類もあるんです。なので、カスタムでワイドボディーよりデカくしてみたかったんですよね。そうして考えた結果、このカスタムになりました。

──熟考の末のカタチなんですね。ちなみに今後のカスタムの予定は?

このハイエースはこれが最終形。ここからカスタムするのではなく、このクルマを売って新しいのを購入して、一から造るほうが早いですしね。

──売っちゃうんですか!?もったいない気もしますが…でも、マニアの方なら欲しがりそうですね。

ええ、結構人気あるんですよ。あと、東京オートサロンに出た時は海外の方に大人気でした。

──SWATは米国の特殊部隊ですもんね。

このクルマを運転している時に観光バスと並行して走ると、外国人観光客の方から注目を浴びまして。車内から写真を撮られたりしましたよ。

──グローバルな人気っぷりですね。お話ありがとうございました!

(※この記事は「週刊ジョージア」の「クルマニア画報」から抜粋したものです。完全版は「週刊ジョージア」<https://weekly-g.jp>でご覧いただけます)【週刊ジョージア】

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