「Good Boy(いい子だね)!」と声をかけたときに、犬が理解しているのは言葉の意味だけではありませんでした。人間と同じく左脳では言語を、右脳ではそのイントネーションを読み取っていたのです。

犬は人間の想像以上に、
話がわかる!

人間が犬に話しかける様子は日常茶飯事ですが、犬はその言葉や会話の雰囲気に対して、私たちの想像以上に注意を払っているのかもしれません。

アメリカ科学振興協会(AAAS)」に掲載された研究で、犬の脳をMRIでスキャン。すると、意味のある言葉を聞いたときに左脳が、情熱的なイントネーションを聞いたときに右脳が活発化していました。

言語を理解する仕組みや、脳を刺激するきっかけとなるものが、人間と非常に似ていると考えられるそうです。

意味や感情が、
ちゃんと届いている。

より声のトーンを高くするほど報酬系の活動に反応アリ。さらにそれが意味のある言葉だった場合、まるで美味しいものを食べたときと同じことが脳内で起きていたとも言われています。ただし、どれだけイントネーションを情熱的にしても、意味のある言葉には勝りませんでした。

つまり、心を込めるだけでなく、しっかりと意味がわかる言葉で伝えてあげないといけないということ。人間と同じですね。それに、イントネーションによる違いが伝わるということは、それだけ気持ちが伝わっているということでもあります。

ときおり奇跡が起きたかのような物語がニュースで取り上げられますが、飼い主との信頼関係が驚くほど高度になりえることに合点がいく実験結果と言えそうです。1,000語以上の単語や複数の動詞が理解できるボーダーコリーや狩猟犬など、知的な犬種がいますものね。

ちなみに「ScienceNews」には「猫はMRIに座って大人しく待っていていてくれないから実験できない」なんて研究者のコメントも。単にそういう性格なのか、脳の構造上の違いによるものなのか、一体どっちなんでしょうかね…。

Reference:AAAS,Science News