北朝鮮ドメイン「.kp」のサイトは28個しかないことが判明

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「.com」や「.jp」など、URLの最後の項目であるトップレヴェルドメイン。「.jp」のような国別ドメインも存在するが、あるセキュリティーエンジニアが北朝鮮のドメイン「.kp」をもつウェブサイトをリスト化した。

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北朝鮮はしばしば国家のテクノロジーを誇示している。ほとんどの場合、それは核兵器の製造能力で、インターネットの技術に関しては大部分が謎のままだ。

しかし、北朝鮮のドメイン「.kp」を使ったウェブサイトの数が明るみに出た。その数、28個だ。

「北朝鮮のトップレヴェルネームサーヴァーが、どういうわけかグローバルなDNSゾーンに設定されていました」とエラーを発見したセキュリティーエンジニアのマット・ブライアントはGitHubで語っている。その後、彼は「.kp」のドメインを使用しているウェブサイトをリスト化した。

そのなかには「korfilm.com.kp」「friend.com.kp」「star.net.kp」「cooks.org.kp」などがある。28のサイトの多くは国が日々運営しているもので、金正恩の支配下にある。

例えば、korelcfund.org.kpは国の公式な「高齢者介護機構」となっているが、ホームページには金正恩に関する項目が10もある。kiyctc.com.kpでは、金正恩への愛が語られている。どのウェブサイトのデザインもとても簡素だ。

2014年のヒューレットパッカードのセキュリティー報告書では、北朝鮮が海外とインターネット接続を行っていることがわかったが、それらは「厳密に監視」されている。またインターネットは、この国では一部の選ばれた人しか使えないものだ。「一般市民は『Kwangmyong』(クァンミョン)という、北朝鮮の外の世界にはアクセスできない、国内だけのイントラネットを使うしかない」と報告されている。

ブライアントは、世界のすべてのドメインサーヴァーを登録するための大規模プロジェクトの一環として、北朝鮮のネームサーヴァーを調査していた。28個のウェブサイトが登録された「.kp」は、世界でいちばん小規模なドメインだ。一方、「.com」は1億4,000万以上存在する。また最近の分析では、太平洋の島々では「.net」が最も多く使われているという。

トケラウ島という小さな島のドメイン名「.tk」は3,100万を超えるウェブサイトで登録されており、イギリスのドメインを管理するNominetによれば、「.tk」の数は、ほかの国のトップレヴェルドメインを圧倒的に上回っているという。2番目に多いのは中国の「.cn」で1,680万、その次がドイツの「.de」、そしてイギリスが4番目で「.uk」と「.co.uk」が計1,060万ある。

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