クレクレ女子は不幸になる…傑物に愛される近道は“金に負けない心意気”【西原理恵子×花房観音×生島マリカ】

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 生暖かい空気が猛暑の訪れを告げた某夜。麻布十番の隠れ家バーに、漫画家の西原理恵子、作家の花房観音、作家の生島マリカが現れた。傑出した才を誇り、自分の足で立つ女傑らは「女であること」のしんどさをどう克服してきたのか――女傑対談、最終章をお届けする。

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――前回は、「モテるためにマニュアル本を読むなんてナンセンス!」というお話が出ました。花房さんのこのご意見に、西原さんは「恐喝ビジネス」だと。その心は?

西原:人の不安を駆り立てて、「これじゃダメです。モテないです」って本は「こんなんしてたら、ハゲるぞ〜」ってのと一緒なんですよ。モテ本もだけど、子育て本もそんなのばっかりでしょ。「こんな子育てしたら、キレる子になります」って。悩んでる人や心の弱い人に漬け込んでる。今流行ってる「引き寄せの法則」シリーズもね。ほんと、うまいことやったわ〜って感心したんですよ。男も、宝石も、犬も、マンションも……思ってることは全部引き寄せられるって。で、思うように手に入らないのは、「あなたの引き寄せ方が間違っているから」ですって! すごすぎでしょ。もう美味しすぎる市場!……引き寄せ本買う人たちの名簿が欲しい!

生島:ちょっと! 良い話かと思ったら、生臭い話になってるから(笑)。

西原:これに引っかかって騙されるのは、騙される人が悪いよ。だって、タブレット一個で世界中から情報を探せる時代に、思うだけで引き寄せられる言ってるんだもん。詐欺師にとって、こんな楽なことない。

花房:ターゲットが老人なら「オレオレ」で、結婚したい女には「引き寄せ」。詐欺の形もだいぶ変わってきてますね。スピリチュアル系の「幸せになりたい」商売もすごいもん。石買ったり、神社行ったり。私、バスガイドをやってるから、人よりパワースポットと呼ばれる神社とかに行ってるけど、なんだかな。

生島:男を見極めるスカウターが壊れてるのも問題。だけど、しょーもない詐欺に引っかかるのはもっと切ないなぁ。やっぱね、何かにつけて男に「おねが〜い、よろしくね〜」って甘えてばかりの女っていうのは、男とは自分のために何かしてくれる存在でしかないの。男のために積極的に何かしようとはしない。だから、しょーもない男に引っかかることもなければ失敗もしない。でも、男に自分から「まかせて、やってあげる」って甘やかしちゃう女は苦労するんですよ。あたしがやってあげなきゃ症候群。愛されもしたけど。あれ、これって錯覚かな(笑)?

◆「タカる男はカモれる女を見分ける嗅覚だけはハンパじゃない」

西原:だから教育って大事なんです。私も赤チンポ先生だらけだったけど、男の人でもいるじゃないですか? 痛い女の子とばっかり付き合う人。それで子供できちゃって結婚でもしようものなら、たいがい奥さんは狂ってるから、別れることになる。でも養育費はめっちゃ払わされて。

その狂った奥さんも金もらっておきながら、子供にずっと元旦那の悪口吹き込みまくって育てるの。そうやって育てられた子供も、母親と同じように狂っていくんだよね。

生島:最悪なループ。でも、いるいる。しかも、そこそこちゃんとした家で育って、教育も受けて、社会的地位も財産もあって、肩書きを持った人でもそういう人っていますね。男女問わず。外から見たら立派な家庭。でも中はぐずぐずに腐ってて、家族全員が病んでる。

西原:私の持論だけど、貧乏と暴力とろくでなしは伝染するんです。

生島:最悪なループからの、負のスパイラル。腐ったリンゴの横にあるリンゴは順々に腐っていきますもんね。逃げ出すか、主犯のリンゴについた原因菌を取り除かない限り、周りの健康なリンゴも腐るから。