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富士通は9月20日、知的財産ソリューション「ATMS」シリーズに、特許/意匠/商標などを管理する特許管理パッケージ「FUJITSU ビジネスアプリケーション ATMS PMV(ATMS PMV)」を追加した。特許権利化の検討や手続きを、複数の特許案件で構成された製品や技術単位であっても、まとめて一括で行えるソリューションだ。

「まとめワークフロー」機能によって、ファミリー(同一の発明に基づき、複数国に対して出願された特許並びに関連する特許の集合体)に加え、製品や技術分類、管理部門などの単位に含まれる複数の案件について、特許化の必要性や特許取得後の権利維持などの検討をまとめて1つのワークフロー上で行える。これにより、従来1件ずつ行なっていた手続きを一括で実行できるほか、単位ごとに特許の全体状況を把握できるため手続きの漏れなどを防げる。

なお、グルーピングは、事前に指定した単位に従って自動的に実施されるが、フローの分割やまとめ直しは適宜行えるため、業務シーンに応じて検討の単位を柔軟に設定することが可能だ。

また、企業と特許事務所や現地代理人などの外部パートナー間で、特許管理業務のための情報共有やデータの同期が行える同社特許管理クラウドサービス「ATMS PROPAS」との連携に対応した。

さらに、知財情報を製品や技術、社内分類などのそれぞれの観点から、細分化した群(複数の特許をカテゴリ別に分けたもの)でまとめて管理する機能を提供。これにより、その群ごとの特許情報の全体像や個々の特許の状況、特許間の関連度合いなどが可視化でき、新たな特許化の必要性や権利維持などの検討を行える。また、最新の技術や製品、組織などの情報を知財管理データに関連づけることで、自動的に群の振り分けにも反映される。最新化された製品への特許の関わり方や、特許の管理元部門の変更などが自動で紐付けされ、管理作業の負荷を大幅に削減できるとしている。

販売価格は税別450万円から、同社は2018年度末までに15億円の売上を見込んでいる。

(山本明日美)