18日、韓国・中央日報によると、故郷へ向かうバスが満席で困り果てていた兵士を、運転士が親切心から無料で乗せたことが韓国で物議を醸している。写真は韓国のバス。

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2016年9月18日、韓国・中央日報によると、故郷へ向かうバスが満席で困り果てていた兵士を、運転士が親切心から無料で乗せたことが韓国で物議を醸している。

ことの発端は、高速バスの運転士を名乗る人物がインターネットの掲示板に15日掲載した内容。「私がしてやれることはこれだけだよ、軍人さん」とのタイトルで、「名節なのでバスターミナルは混雑していた。出発10分前、1人の陸軍兵士が私のバスの前を行き来していた。事情を聞くと『家に帰らなければならないがチケットが売り切れだった』とのこと。祖母が危篤なので(軍に)休暇を願い出たそうだ」と、当時の状況を紹介した。土で汚れた軍靴を見て兵士の事情を察した運転士は、他の乗客に理解を求め、兵士を補助席に乗せることにした。兵士はバス代を支払うと言い張ったが、「タクシー代にしなさい」と受け取らなかったという。15日は韓国の秋夕(日本の盆に当たる)当日で、下りのバスや鉄道は軒並み混雑していた。

このことはその後ネットで広く共有され、運転士は兵役経験のある男性ユーザーから特に賛辞を受けたのだが、一部ユーザーの反応はまったく逆だった。運転士は18日「バス運転士です、申し訳ありません」との文章を掲載、15日の文章を削除し、「女性嫌悪だとか、女だったら乗せなかっただろうとか、なぜ金を受け取らなかったのか」といった悪意コメントが多く届いたことを告白した。しかし運転士は「再びこうしたことが起こっても自分はまた乗せるだろう。ただし、こっそり乗せる」と結んだ。

報道を受け、韓国のネットユーザーからは7000件を超えるコメントが寄せられているが、運転士の行動を称賛・擁護するものが多数の共感を得ている。

「どの部分が女性嫌悪なの?」
「『大韓民国の息子たち』に対するこうした思いやりすら女性嫌悪だと非難してたら、この国はいったい誰が守るんだ?」
「釜山地下鉄の女性専用車両も、ソウル地下鉄の妊産婦優先席も男性嫌悪だから早くなくしてしまえ」

「これが女性嫌悪とはね。被害者意識がほとんど病気レベル」
「テレビでも紹介された美談なのに。これを非難することこそむしろ男性嫌悪、軍人嫌悪に近いのでは?」
「女性家族部が唱える男女平等はこういうことなのか?」

「同じ女性として実に恥ずかしい。これで知識人やカッコいいフェミニストぶったりしないで。見ててムカつくし、痛々しい」
「皆さん、これが韓国のフェミニズムの実情です!」
「韓国の女は本当にレベルが落ちたな。嫌悪せずにいられないよ」(翻訳・編集/吉金)