2016年もまだ100日以上残したこのタイミングで来年の話なんて、と思う人はそこまで。このデータを目にしてもそう言える?

新年に立てた目標を達成できずに終わっている人は、全体の約92%。これは米スクラントン大学の研究結果です。目標を達成できないことで、やる気が削がれたり、挫折感を味わった経験あるはずです。

もともと叶わぬ夢…そう言って、来年もまた同じような目標を立てるくらいならば、残りの8%(つまりは達成できた成功者)が、どう日々を過ごしているかに注目するのも手かも。

人材育成企業のプリンシパルMarcel Schwantes氏は、こんなマインドセットを提案しています。

01.
具体的でやりがいのある
けれど、過酷すぎない目標設定

米心理学会がおこなった研究結果によれば、「具体的」で「やりがいのある」目標に人々が従事したとき、約90%の確率でそれが達成する事実が判明したそうです。

基本的に、具体的でやりがいのあるものであればあるほど、それを達成しようと「やる気」が高まる。逆に抽象的で曖昧な目標では、なかなかそれを達成させることは難しい、と。

たとえば、元日から大晦日までの目標を「9キロ減量すること」としたとき、それはやりがいのあることかもしれませんが、十分に具体的とは言えません。では、こうだったら?

2月までに糖分とファストフードを辞めて2.3キロ減量する。それをしながら毎日20分間のジョギングを取り入れる。目標を明確にするだけで、達成するチャンスは劇的に高まることを忘れないで。

ただし、あまりにもハードな目標にしてしまうと、達成できる可能性も低下してしまいます。高い目標設定で自分を試すことは大切ですが、到底越えられない壁を前に目標を達成できる人は、じつは誰一人いないのです。

02.
情熱を注ぎ、結果に専念

簡単に言ってしまえば、このプロセスを重要視できる人でなければ、8%の成功者への道は開かれません。つねに自問自答をくり返すことです。今の自分のコミットメントはどれほどか?達成に向けて専念できているか?予期せぬアクシデントが生じたとき、ギブアップしてしまわないか?と。

8%のマイノリティたちは、ゴールに到達するまでモチベーションを維持し続ける心のコンパスがある人。「必要なことに貪欲でいる」という信念は、心の底からやる気を引き出してくれるもの。

いくら目標が具体的であっても、欲求や情熱なくしてそれを叶えることはできません。

03.
フィードバックを利用して、
自分の進展を把握

人間ですから過去の習慣に逆戻りしたり、ぐずぐずしたり、モチベーションを失うことが必ずあるでしょう。これに打ち勝つには、動き始めたあなたの進展を正しい方向に導いて、調教に応じてそれらを調整するフィードバックを有効活用すること。目標達成のための重要なファクターです。

コーチングの専門職が、昨今ブームとなる背景はここ。達成に向け真剣になっている人たちは、フィードバックが大きなメリットであることを理解しているもの。

04.
すべての目標を連動させる

8%の人たちは、山頂の制覇に向けて短期的な目標と、長期的なそれとを乖離させず、つねに連動させることが習慣付いている証拠。心理学者ケン・シェルドンとティム・カッサーの発表によると、精神的に健やかで幸せな人々の目標には、高い「垂直的一貫性」があると述べています。

つまり、短期的目標を追求することで長期的な目標が進展するように、高いレベル(長期)と低いレベル(短期)がそれぞれリンクしていることを理解している、とも言えるでしょう。

05.
“孤高のヒーロー”にならない
支援者をみつける

専門家からのガイダンスとアドバイスを求めることは、目標達成に大きな影響を与えるもの。成功を手にできる人は、決して孤高のヒーローではないのです。彼らはつねに、メンターやアドバイザーなど強力な支援者に囲まれていて、必要に応じてアドバイスを受けられる体制にあります。

目標へと導く、知恵、インサイト、アドバイスが集まる場で、あなたの想いを共有する。それを習慣にしてみましょう。

06.
マルチタスクは遠回り
1つずつ着実に

最も成功した人たちの例を挙げれば、強い忍耐力をもって「一度に一歩ずつ」のモットーに従うタイプ。加えて多くの物事を同時に行うことも避けています。こう聞いてもまだ、「マルチタスキングこそ成功への戦略」と言えますか?

それはビジネスにおける“神話”のようなもので、実際は私たちの脳に深刻なダメージを与える可能性がある、という研究者も。結局は多くのタスクに焦点を分散してしまうことで集中力を欠き、仕事の質も低下し、目標達成までの期間を長引かせることになる。

複数の小さなタスクに取り組めるだけのスマートさを持つこと。けれど、それも1つ完了してから次に進む。そこを見誤ってはいけません。

07.
くり返しの中から
「習慣」を身につける

では、成功者であるわずか8%の人たちに生まれつきの才能があるのか?いいえ、そうではありません。彼らの有言実行を可能にしているのは「才能」ではなく「行動力」なのです。

我々は自らがくり返して行なう事の産物である。従って優秀とは行為ではなく習慣のこと」、2000年以上前こう語ったとされるアリストテレスは、この点を的確に捉えていた人物。偉人にならってこのスキルを実行することで、あなたの目標達成率は、グンと高まることでしょう。

Licensed material used with permission by Marcel Schwantes