20日、韓国観測史上最大クラスの地震発生後、余震が収まる気配を見せず原発の安全性を懸念する声が高まる中、原発を運営する韓国水力原子力がその安全性を保障する発表を行った。写真は地震で屋外に避難する釜山市民。

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2016年9月20日、韓国南東部の慶尚北道慶州市付近でこのところ観測史上最大クラスの地震が相次いでいるが、実はこの地域、世界的にもまれな原子力発電所の密集地帯でもある。余震が収まる気配を見せず原発の安全性を懸念する声が高まる中、原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)がその安全性を保障する発表を行った。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

韓水原は20日、国内の原発はマグニチュード(M)6.5〜7.0クラスの地震にも耐えることができ、12日夜に起きたM5.8の韓国観測史上最大の地震でも何ら異常はなかったと明らかにした。韓水原によると、韓国の原発の耐震設計基準は11年の東日本大震災と福島第1原発事故後に強化されており、現在ある原発の耐震設計値はM6.5程度だという。

また韓水原は、日本の原発の半数ほどが沸騰水型軽水炉(BWR)方式であるのに対し、韓国の原発の大部分が加圧水型軽水炉(PWR)であり、技術的に安全性により優れているとした。PWRの場合、原子炉に問題が起こっても放射性物質が外部に流出する可能性は低く、万一メルトダウンが起こった場合も水素爆発にはつながらないとの説明だ。

さらに韓国の原発が安全な理由として、韓水原はその立地を挙げている。韓国では丈夫な岩盤を掘削し鉄筋やコンクリートで補強した上で原子炉格納容器を設置しているため、一般の土砂地盤上に建てられた建物に比べ30〜50%程度、振動を減少させることができるという。

韓水原はこうした説明の上で、東日本大震災クラスの地震が起こっても韓国の原発は日本のそれより安全だと発表した。

報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「君たちは大丈夫だ、問題ないと言い続けてるけど、万が一にも1基でも何かあった日には文字通りのヘル朝鮮(地獄のような韓国)と化すはずだ」
「100%うそだ。誰が信じる?」
「韓国と日本を比べるなよ。日本は問題が見つかったら建物を全部壊して建て直すような先進国だ」

「政府の虚勢こそが恐ろしい。ちょっと黙っててくれ」
「こんな記事は信じられない。いつだって事故が起こる前は大丈夫とか問題ないとか。そして事故が起こるとすみませんとばかり…」
「セウォル号、MERS(中東呼吸器症候群)であれだけ大騒ぎになったのに、何一つ変わってないのが問題」

「地震大国の日本よりも安全性が高い?そりゃあ大した技術を持ったもんだね」
「日本より安全だってよ、笑える。ただただあきれるよ」
「事故の起こった日本と比べてどうする?」
「韓水原の本社を慶州に移転してくれ。そうしたら多少は信じられるかも」(翻訳・編集/吉金)