調印式に立ち会う林佳龍・台中市長(左から2人目)

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(台中 20日 中央社)台湾の国際商業港を経営・管理する台湾港務(高雄市)は20日、台中港(台中市)エリアでのアウトレットパーク建設計画について、三井不動産(東京都)と正式に土地の賃貸借契約を結んだ。台中市政府庁舎で行われた調印式に立ち会った林佳龍市長は、アウトレットの建設により、台中港を観光港に押し上げられればと期待を述べた。

同港周辺地域を観光・ビジネスエリアに変貌させる計画を推進している台中市。市と台湾港務は三井不動産に対する投資誘致を積極的に進め、今年3月には同社に優先交渉権を与えていた。同市経済発展局によれば、アウトレットパークの完成予定は2018年で、投資金額は50億台湾元(約162億3000万円)。三井が台湾で手掛ける2店舗目のアウトレットとなる。

林市長は、アウトレットの建設後、周辺のホテルや娯楽施設、計画中の台中港と清泉崗空港をつなぐライトレール、鉄道環状線などを結び付け、同港を活性化させたいと意欲を示した。また、三井が台中でさらに大規模な投資案の評価を進めていることに触れ、市も適切な土地の候補を準備していると明らかにした。

三井不動産の船岡昭彦常務執行役員は、台中港の2号店は新北市林口に建設した1号店の経験を汲み取って、地元、日系ブランド、各種の娯楽施設を融合させ、各世代の消費者がそれぞれ楽しめる商業施設にすると言及。また、アウトレットの建設を通じて台湾港務の資産価値を高めると同時に地域開発を促進し、多くの日本人観光客を台中に呼び込めればと抱負を述べた。

(廖壬楷/編集:名切千絵)