「アイドルマスター ミリオンライブ!」の北上麗花役などを演じる平山笑美さん

写真拡大

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第142回となる今回は、「アイドルマスター ミリオンライブ!」の北上麗花役などを演じる平山笑美さんです。

――子どものときからジブリが好きだったそうですね。

平山:家族がみんなジブリ好きで、物心ついたときからDVDを観て育ちました。3歳とか4歳の頃、おもちゃのマイクに自分の声をとって聴くのがすごく楽しくて。「となりのトトロ」とかは何度も観て、掛け合いができるくらいセリフを覚えてました!

――声優を意識するようになったのはいつ頃?

平山:小学校2年生くらいのとき、たまたまボーッと観てたアニメで、どうして絵がしゃべってるんだろうと思って母に聞いたら、声優っていう職業の人たちがしゃべってるんだよって言われて。それ以前から、アニメとか劇が好きだったし、演技をしながらアニメのキャラクターになれるんだってことが衝撃的で、じゃあ私もそれになる! ていう感じでしたね。

――初めて演技をしたのは?

平山:高校生のとき、演劇部に入ってました。大会にも出場していたので、それに向けて練習もしましたし、顧問の先生が熱心で、プロの俳優さんを講師に迎えてくださったりして、すごく楽しかったですね。

――その後、養成所に。バイトの経験などは?

平山:養成所に通いながら、カラオケ屋さんとかお惣菜屋さんとかでバイトをしていました。


――現在のお仕事では、「アイドルマスター ミリオンライブ!」で北上麗花役を3年ほど演じられていますが、キャラクターへの愛着は湧いてきていますか?

平山:麗花ちゃんとは同化してきているような感じです。麗花ちゃんのことが染み付いていて、気づいたら麗花ちゃんみたいな声を出しているなってこともありますね(笑)。3年間演じているうちに性格も明らかになってきて。彼女ってものすごく前向きなので、私自身も麗花ちゃんから元気をもらっています。

――ライブにも出演されていますが、プロデューサーのみなさんから元気をもらうことも?

平山:大勢の方々の前で歌うのはこの作品が初めてでしたけど、プロデューサーさんたちがあったかいので、すごく飛び込みやすかったっていうのはあります! ステージ上の私たちのことも、がんばれ! っていう眼差しで見守ってくださって。

――自分が演じている以外で気になるキャラクターは?

平山:いっぱいいるんですけど…やっぱり、一緒にデュエットをさせてもらっている、雨宮天さん演じる北沢志保ちゃん。志保ちゃんってすごく真面目でストイックなんですよ。麗花ちゃんは、そのほぼ真逆と言えるほど天真爛漫なタイプだから、ぶつかり合うこともあって。だからこそ、今後どういう絡み方をしていくのかなとか、お互いにどんな影響を与えあって関係性が変わっていくのかなっていうのが気になってますね。

――歌やダンスはもともと好きでしたか? 以前、ダンスの専門学校にも通われていましたが。

平山:それが、歌は好きですけどダンスが上手に踊れなくて(笑)。でも、声優の世界で生きていきたいっていう想いがずっとあったので、高校に入ってからダンススクールに通いました。でも、全然レッスンについていけないし、後から入った子たちに追い抜かされていくし…。スクールに入って2年目くらいのとき、シュンとしている私に、みかねた先生が「才能は誰にでもあるわけではないからね…」って優しく声を掛けてくれたくらいで(笑)。


――でも、そんな練習の甲斐があって、今はお仕事でダンスが活かせるように。

平山:そうですね。3〜4年スクールに通って事務所に所属してから、アイドルマスターのお話をいただいて。今でもやっぱりダンス音痴で大変ですけど、そのときに学んだことがあるから、なんとかついていけてる感じですね。一度ダンスから離れたときがあったんですけど、誰かが楽しそうに踊っているのを見る度に、またやりたいって感じて。もともと華やかなダンスへの憧れが強かったんだと思います。

――歌のほうでは、刺激を受けたり、影響を受けたりしているアーティストやアイドルはいますか?

平山:アイドルマスターって、毎回いろんな曲調の歌をいただくんですよ。かわいい曲だけでなく、かっこいい曲もあって。その度に、麗花ちゃんと声質が近い人の曲を探したりして、ニュアンスを取り入れることはありますね。

――他にも「きょーふ!ゾンビ猫」でゾンビ猫を、「テラフォーマーズ リベンジ」では、ペギー・フォーティ役など、幅広い役柄を演じられています。これから演じてみたい役は?

平山:サバサバした活発な女の子を演じてみたいです! 今までは動物や妖精の役とか、人間だとしたら清楚な女の子とか、麗花ちゃんみたいなフワッとした女の子が多かったので、敵をヤーッて倒したりするような女の子を演じてみたいですね。


――平山さん自身は、今まで演じた中でどのキャラに共通点を感じる?

平山:たぶん私は、麗花ちゃん寄りなのかなって思います。桐谷蝶々っていう、ミリオンライブ!で共演する前からの友だちがいるんですけど、彼女から言わせると「麗花ちゃんはほぼ笑美ちゃんと同じだね」って(笑)。でも、じつは私は、初めて麗花ちゃんのことを知ったとき、「これ、桐谷だな…」って思ったんですけどね(笑)。

――お互いに(笑)。「麗花ちゃんとほぼ同じタイプ」と言われて実感はありますか!?

平山:最初はなかったんですけど、褒めてるつもりで言った言葉に「それ、けっこうひどいこと言ってるよ」って返されるようなことがあるので、もしかしたら近い部分があるのかもって(笑)。あと、麗花ちゃんは部屋がごちゃっとしている設定で、プロデューサーさんに「ピンチなので片付けるの手伝ってください」っていうシーンが出てくるほどなんですけど、私も、プロデューサーさんに手伝っていただきたいくらい部屋が散らかっていることがあります(笑)。

――近い部分はありそうですね(笑)。桐谷さんとはいつも何をして遊ぶんですか?

平山:アニメのコラボカフェに行ったりとか、他にも仲のいい声優仲間と何人かで、川下りやバーベキューに出かけたりとか。誰かのおうちに集まってクリスマスパーティをしたこともあります。けっこう桐谷さんから誘われることが多いですね。

――プレゼントパーティではガールズトークも弾みそうですね。

平山:それが、けっこう仕事の話ばっかりしています(笑)。でも、桐谷さんがけっこうアレコレやりたいことを提案してくれるので楽しいですよ。そのパーティのときも、みんなでクリスマスの衣装を持ち寄ろうみたいな案が持ち上がったりとか。その中で私の役割は…盛り上げ役ですかね(笑)。


――休日の過ごし方を教えてください!

平山:私、猫が好きなんですけど、アレルギーで触ることができないので、朝から晩までずっと猫の動画を観てます。自分の中で新しいアイドル猫を見つけたりして。猫って、体中、全部毛で覆われてるところが魅力だと思うんですよ。他の動物はだいたいお腹の周りの毛が薄かったりするので。そこにプニプニの肉球がポニョって出ているのがかわいくて…! 小さい頃、お隣で飼っていた“猫ちゃん”っていう猫がすごく人懐っこくて、その子がスリスリしてくれた影響で猫が好きになりましたね。

――では、自分の声の魅力をひとことで表すと?

平山:耳をくすぐるような声だねとか、癒し系って言われたりします。ニコ生なんかだとキンキンしてるって言われるんですけど(笑)。

――今後、声優としてチャレンジしてみたいことは?

平山:お芝居と並行して、自分が出ているアニメーション作品で主題歌を歌ってみたいですね。挑戦というか、願望ですけど…。最近は、アーティストさんが主題歌を歌われることも多いじゃないですか。そういう感じで、かっこいい曲調のアニソンを歌ってみたいです!

――最後に、読者に伝えたいことをどうぞ!

平山:私のことを“誰や!”って言う方もまだまだたくさんいらっしゃると思いますけど、これからいろんな作品に出たり、歌を歌ったりしてがんばりたいと思いますので、ぜひチェックしてもらえたらと思います。そして、前から知ってくださっている方には、今までとは違う役どころにもどんどん挑戦していきたいと思いますので、楽しみにしてもらえたらと思います!

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

◆撮影協力
magic tone studio(マジックトーンスタジオ)

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト」